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東海大学福岡校長先生のブログ

東海大学福岡校長先生のブログ
2022/06/09

『 新しいことに怖れず、何事にもチャレンジする力 』

校長 津山憲司

 2年数カ月におよびコロナ禍が続いています。昨今は、ようやく感染拡大も落ち着き、日常を取り戻そうとしています。いや、取り戻すのではなく、新しい日常を創り出していかないとならないと考えています。これまでコロナ禍をくぐりぬけてきたからこそ、もっと新しい、もっと力強い、もっと進化した日常でならないと思っています。

 この2年数カ月、本校は、「できるときにできることを全力でやろう」という方針で、なるべくリアルな教育にこだわってきました。休校を余儀なくされた時には、オンライン授業を進めました。スポーツフェスティバルやけやき祭などのイベントも決して中止せずに実施してきました。部活動においても、なるべく活動が継続できるように取り組んできました。ご批判もありましたが、国や県の感染防止対策を順守しながら、できるだけリアル活動を続けてきました。リアルな教育にこだわって、そして進化させてきました。たとえば、体育祭を「スポーツフェスティバル」にネーミングだけではなく内容や方針も変更し実施しました。コロナ禍を縫って、クラスごとの校外研修を新たに実施し、今年度は規模を縮小しての修学旅行も実施しました。それらのイベントを実施してきたことで、本校にとって新たな力を生まれたと感じています。それは、「新しいことに怖れず、何事にもチャレンジする力」です。

 今年度も新たなチャレンジとして、三つあります。一つ目は、「けやき祭」を金土2日間開催とし、土曜日を一般公開に踏み込みます。二つ目は、7月にマレーシアとの国際交流を再開します。オーストラリア中期留学や海外への修学旅行の再開も計画しています。三つ目は、「カリーチャレンジ」です。学校に竈を12基作製しました。これを使って、クラスごとにグループでカリー作りにチャレンジするという新たな試みです。このチャレンジは、探究学習の一環として「問題発見解決力」「コミュニケーション力」「チーム力」そして「チャレンジ力」などのコンピテンシーを培うことを目的としています。

 これからも、本校は「新しいことに怖れず、何事にもチャレンジする学校」であり続けようと考えています。この方針は、必ずや生徒一人ひとりに、コンピテンシーを身につけさせ、これからの社会で堂々と生きていける人間力を培うことにつながります。そして、東海大福岡高校自身が、常に進化する学校であり続けていくことと信じています。

2022/04/08

2022年度入学式告辞

校長  津山憲司

 

陽春の候、陽気に満ちた暖かい春という言葉にふさわしい朝となりました。

本日、ここに東海大学付属福岡高等学校 第57回入学式を挙行できることは、誠にうれしく思うところでございます。ただいま、入学を許可いたしました、凛と目を輝かせた新入生の皆さん、保護者の皆様、ご入学おめでとうございます。

福岡県内の数ある高校から、また日本の数ある高校から、本校を進学先として選んでくれて、ありがとうございます。皆さんのご入学を私たち教職員一同、心より歓迎いたします。

 

さて、本校は東海大学の付属高校として、東海大学の建学の理念のもと、文武両道を通した人間教育に力を入れている学校です。皆さんの向かって右手上方に、東海大学の建学の精神として四つの言葉が書いてあります。皆さんがこれから3年間、日々学ぶ教室の黒板の上にも常時掲げています。本校では、この学園の建学の精神を基本として、4つのスクールポリシーを定めています。保護者の方は、お手元の式次第の裏表紙に載せておりますので、ご覧いただきながら、聞いていただきたいと思います。

 

まずは、「エデュケーションポリシー」理想とする教育であります。「素直な心と感謝の気持ちをもち、主体性と気概をもって、何事にも挑戦することで、ひとの笑顔のためにがんばれる人を育てたい。」という崇高な理想にむかって進めています。笑顔というのは人に伝わります。人の笑顔をみると自分も笑顔になれます。実は、人を笑顔にするということは、自分も笑顔になれるということです。笑顔という言葉を幸せという言葉に置き換えてみてください。人の笑顔や幸せのためにがんばれる人は、実は、自分も笑顔になれる、自分も幸せになれるということなのです。だからこそ、人の笑顔のために、人の幸せのためにがんばれる人になってほしいと思っています。それが、我々が理想とする教育です。

 

次に「人間力を育てる」ことを、ナビゲートポリシーとしています。これは、3年間でどのような人に育ってほしいかという我々の教育の目標となっています。そして、カリキュラムポリシーでは、「7つの学力」というコンピテンシーを提示し、具体的にどのような力をつけてほしいかを示しています。最後に、「スクールライフポリシー」です。学習・イベント・クラブ活動を、どのような考え方で活動していくのかを示しています。昨今の新型コロナウィルスとの闘いは、まだまだ終息しそうにありません。

 

コロナ禍の中、本校では感染拡大防止対策に力を注ぎながら、できるだけリアルな教育にこだわります。オンライン授業も実施しますが、できるだけ対面での授業を大切にします。また、スポーツフェスティバルやけやき祭と呼んでいる文化祭など、極力実施していく方向で進めています。そして、SDGsや仲間と共に成長するチーム力を意識して日々のスクールライフを進めていきます。

 

さて、新型ウィルスのコロナ禍は、もう2年以上続いています。コロナ禍のなか、ピンチをチャンスに変えたことも多くあったと思います。特に、オンラインやSNSの浸透は目に見張る進化がありました。国や町が閉ざされた状況でも、オンラインで繋がることが簡単にできるようになりました。今後はさらに、世界とオンラインで繋がり、グローバルな活動が広がると思います。そして、オンラインだけではなく、海外に実際出かけたり、留学したり、海外との交流する機会が、確実に増えてくると思います。

 

一方、現在の世界情勢に目をむければどうでしょうか。連日、ウクライナとロシアの戦争がリアルに報じられています。ウクライナの美しい街が破壊され、人々の平和な日々が崩され、多くの人の命が奪われています。最近では、ジェノサイト・大量虐殺が起こっていることも明白になりました。明らかに、ロシアの戦争犯罪が起こっています。ですが、世界はこの状況を止めることができません。日本も決して無関係ではありません。自分たちから遠いところのこと、関係のないことではなく、わたしたちが生きているこの地球上で起こっていることです。私たち自身には、直接何もできないかもしれませんが、関心を持って注視していかなければならないと思います。

 

ウクライナだけではありません。世界のいろんなところで、民族・宗教などが要因で争いや紛争が起こっています。また、温暖化問題や食糧問題など今後の世界には多くの課題があります。現在の日本の社会そして世界の情勢には、答えの見出せない課題が多くあります。皆さんは、今後、そのような世界に歩み出さなければなりません。だからこそ、豊かな感性を育み、主体的に社会に関われる人間力が一番大切になってきます。

それには、多面的に物事を考えられる力であるコンピテンシー「7つの学力」を3年間でしっかりと身につけることが大切だと思っています。そして、3年後には、「人の笑顔、人の幸せのために尽くせる人」に育ってほしいと思っています。

 

保護者の皆様、大切なお子様を、私ども東海大福岡高校にお預けいただきましたことに、心から感謝申し上げます。私ども教職員一同は、お子様の将来への夢の実現にむけて、全力で当たる決意でございます。そして、卒業時には、すばらしい大人に成長させ、自分の夢・目標に近づくよう、私たち教職員一同、ひとつのチームとなって、常に生徒に寄り添った指導に、取り組んでまいります。それには、教職員と生徒そして保護者の皆様との信頼関係が肝要になると思っています。より良い教育には保護者の皆様のご協力が不可欠であります。学校と保護者の皆様が連携をして、お子様の成長を力強く見守っていただきたいとお願い申し上げます。

 

さあ、新入生の皆さん、これから始まる高校生活のなかで、周りの人ために、仲間友人のために、誰かのために尽くしてください。それが、実は皆さん自身の力となり、皆さん自身の喜びとなり、皆さん自身の幸せにつながることとなります。

人の笑顔のためにがんばれる、人の幸せのために尽くせる人に成長してくれることを信じ、私の告辞といたします。

 

2022年4月8日

東海大学付属福岡高等学校 校長 津山憲司

2022/03/01

卒業式 校長告辞

 本日ここに東海大学付属福岡高等学校第54回卒業式を挙行できることは、誠に喜ばしいことであり、また、コロナ禍の中、たくさんの皆さまにご参列していただきましたことに、心より感謝いたします。

 今、呼名されました383名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さんの卒業を教職員一同、心より嬉しくかつ誇らしく思っております。保護者の皆様におかれましては、3年間本校の教育活動に対しまして、ご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございました。本日、お子様の卒業をお迎えし、感無量の思いだと拝察いたします。誠におめでとうございます。

 さて、ちょうど二年前、突如として、世界中にコロナ感染が拡大し、本校でも、休校措置をとったり、修学旅行や様々な行事が延期や中止となりました。休校中は課題やオンライン授業など、家で学習をする期間が長く続きました。多くの高校生が、辛い、苦しい、やるせない思いをしたことだと思います。そんな状況の中でも、皆さんはじっと歯を食いしばって我慢し、やれることを精一杯やり続けてくれました。

 この間、本校では、できるだけリアルな教育にこだわってきました。それは、皆さんがリアルな活動にこだわりをもってくれたからできたことでした。クラスマッチ、秋のスポーツフェスティバルやけやき祭、そして校外研修。3年生がみんなで楽しもうという雰囲気を自ら創り出してくれたお蔭で、大成功のイベントとなりました。まさに、できるときに、やれることを精一杯やろう。という気持ちが、ピンチをチャンスに変えてくれたと思います。

 

 ここで、皆さんに伝えたい二つのメッセージをお話したいと思います。 皆さんにとって、このコロナの状況での高校生活は辛いことや苦しいことも多かったと思います。努力しても報われないやるせなさもおそらく経験したでしょう。

 でもね、無駄な努力って、一つもないのですよ。

 

 ピンチはコロナだけではありません。昨日の校長メッセージでも話をしましたが、現在の世界情勢を考えてみてください。ロシアがウクライナに侵攻し、まさに戦争が起こっています。首都を攻められている状況ですが、ウクライナのゼレンスキー大統領は一歩も逃げずに、この最大のピンチに立ち向かっています。SNSで、「私はウクライナにいる。私はウクライナを守る」と国民にメッセージを投げ続けています。ウクライナだけではありません。民族や宗教などをめぐって、様々な国や地域で紛争や弾圧が行われています。我々には、何もできないかもしれませんが、そんな情勢を常に関心をもって、声を上げなければならないと思っています。

 このような不安定な世界情勢の中を、皆さんは進んでいかねばなりません。そして、皆さんの人生にも、いろんなことが起こるでしょう。うまくいくこともあれば、うまくいかないこともあります。大成功すること、また失敗に終わること。逆転勝利をおさめる、また逆転負けをする。素敵な恋に出逢うこと、哀しい辛い失恋をする。人生、うまく進むことに越したことはありません。でも、たとえうまく進まなかったとしても、努力したことは決して無駄にはなりません。むしろ、うまくいかなかったとき、失敗や逆転負けを味わったとき、そして大失恋したとき。そんなピンチのときにもがいてもがいてあがく経験こそ、あなたが成長するチャンスのときだと思ってください。きっと、あなたの心の芯が太くなり、メンタルが強くなれる、また、それがあなたの優しさの源流にもなるはずです。

 一つ目のメッセージは、ピンチの時に努力を惜しまずもがきあがくことこそ、人として成長するチャンスのときだということです。

 

 今、世界中でコロナ禍や紛争、また温暖化問題など、たくさんのピンチが起こっています。今まであたりまえだったことも、あたりまえでなくなってきています。そんなときだからこそ、あたりまえのことに、ごく日常の普通のことに感謝する気持ちを、どうか忘れないでください。本日の卒業式、こんなにたくさんの皆さんが一堂に集まっていただいていること。それは、卒業式としてはあたりまえのことかもしれません。だけど、昨今のコロナの影響を鑑みれば、私は、集まることができることに、大いに感謝の念を抱くところです。

 前にも話しましたよね。「あたりまえ」の反対語は何でしょうか。そうですね。「ありがとう」でしたよね。常に起こり得ることを「あたりまえ」と言います。だから、その反対のめったにないことには「ありがとう」という言葉になります。このコロナ禍では、逆に「ありがとう」と感じることが多かったのではないでしょうか。学校での生活、授業、部活動。毎日作ってくれたお弁当、友人との語らい、また寮生活。すべてのあたりまえの出来事に、感謝の気持ちを持てるようになったのではないでしょうか。

 これからも、皆さんの人生において、あたりまえのことに、「ありがとう」という感謝の気持ちを決して忘れないようにしてください。あたりまえのことに感謝の気持ちをもてる人は、きっと人生を豊かに生きていける人だと思います。

 私からの二つ目のメッセージは、「あたりまえ」のことに感謝することが、人生を豊かに生きるコツだということです。

 

 これからの世界や日本の社会情勢は、いろんなことが変わっていくでしょう。未だ日本社会として経験していないことも、今後起こってくるかもしれません。でも、決して負けないでください。ピンチなときほど、自分が成長できるチャンスだと思い、あたりまえのことに常に感謝できる豊かな人生を歩んでください。これが、私が皆さんに伝えたい最後のメッセージです。

 それでは、卒業生の皆さん、気概をもって堂々たる人生を歩んでください。皆さんの限りない前途を祝福して、私の告辞といたします。

 

2022年3月2日

東海大学付属福岡高等学校 校長 津山憲司

2022/03/01

「ピンチこそチャンス」

~3月1日卒業式直前 校長メッセージより~

 

 いよいよ明日、卒業式を迎えることとなりました。皆さんは3年間本当によくがんばったね。特に2年間はコロナ感染拡大のなかで、精一杯がんばったと思います。この2年間私は、「ピンチこそチャンス」と言い続けてきました。

 

 今、世界中でピンチが起こっています。コロナもそうなんですが、先週からのロシアによるウクライナ侵攻です。侵略といっていいかもしれません。独裁者プーチンは、絶対に許されることではありません。この戦争で、私が一番関心をもっている人物は、ウクライナのトップであるゼレンスキー大統領です。多くの国の指導者は、自分が危なくなると、国外に逃亡し、亡命をします。ゼレンスキー大統領が国外に逃げると、指導者を失ったウクライナはロシアに簡単に攻め込まれてしまうと思います。ロシアはそれを狙っていた思います。しかし、彼は首都を攻め込まれている現在でも、「私はウクライナにいる。ウクライナを守る」とSNSで国民にメッセージを出し続けています。すばらしい大統領だと思います。ゼレンスキー大統領は4年前までコメディアンでした。そして、教師から大統領になるドラマの主人公を演じていたそうです。そのドラマが現実のものとなって、大統領になったという経歴です。

 ゼレンスキー大統領は今大ピンチです。でも、彼はそのピンチから一歩も逃げずに、チャンスをうかがって戦っています。ウクライナのピンチがチャンスに簡単に変わることは難しいと思います。私たちはなにもできません。ですが、私たち一人一人が、ウクライナの情勢を注視して、ウクライナに、平和と自由がもたらせる日がくることを願うことはできます。ゼレンスキー大統領、そしてウクライナの最大のピンチをチャンスに変えてほしいと願いましょう。

 

 話題を少し変えましょう。先日、北京オリンピックが閉幕しました。数々のドラマが生まれた中で、私が特に心を揺さぶられた話をさせてください。

 まずは、カーリング女子のロコソラーレ、本当にどんなピンチでも、笑顔と前向きなコミュニケーション、すばらしかったです。予選最終戦で、スイスに負けて、予選敗退と思われたとき、彼女たちはどん底だった思います。思わぬ準決勝進出が、彼女たちに銀メダルをもたらした原動力になった思います。まさしくどん底から這い上がっての銀メダルでした。

 スノーボードの平野歩夢選手、彼は2回目の滑走で世界最難度のパフォーマンスをしたにもかかわらず、1位に届きませんでした。その怒りで3回目の最終滑走のスイッチが入ったといっています。3回目の滑走では世界最難度の演技を完璧に滑って、見事金メダルに輝きました。怒りを力に変えた金メダルでした。

 フィギィアスケートの坂本かおり選手。坂本選手のジャンプではメダルに届かないといわれてきました。彼女は、表現力にこだわって自分らしさにこだわって滑り切りました。見事な銅メダルでした。自分らしさを信じてつかんだ銅メダルでした。

 どん底から這い上がっての銀メダル、怒りを力に変えた金メダル。そして最後まであきらめないで自分らしさを信じたメダル。どれも、「ピンチをチャンスに変えた」メダルだった思います。

 もう一人だけ紹介させてください。ジャンプ男女子混合種目の高梨沙羅選手の失格問題です。スーツの幅が規定より2センチ大きかったということでした。私は、「試合が終わってから抜き打ち検査をして失格にするなど、そんな馬鹿な競技があるか!」っと憤りを覚えました。ドーピング検査ならわかります。検査に時間がかかります。そして、選手の体や命に係わる問題ですから、試合後の抜き打ち検査という方法は仕方がないと思います。しかし、どんな競技でも、体重が適正か、用具に不正や不備はないか、テーピングや装具なども適正か、などのチェックは試合の前にします。今回の場合も、事前にチェックして、未然に直させることができたはずです。見事な大ジャンプのあと、抜き打ち検査をして、失格はないでしょう。しかも、沙羅選手を含めて、5名の女子選手が同じように失格になったそうです。あきれはてました。

 ですが、沙羅選手はすばらしかった。失格を言い渡された50分後、2回目のジャンプに挑み、98.5mという大ジャンプを見事飛びきりました。私は、大変な失意のなか、それでも仲間のために飛んだ見事なジャンプに感動を覚えました。

 数日後、沙羅選手は、自身のインスタにコメントを載せました。彼女は、自責の念、失望・絶望、そんな言葉では言い表せないどん底の状態だったと思います。彼女のインスタの写真が一面真黒だったことがそれを物語っています。

 でも、私はきっと立ち直ってくれると信じています。立ち直って、また歩み始めたとき、彼女は、今回の痛すぎる経験を、自分自身の強さ、たくましさにきっと変えてくれると思います。そして、さらに強くなって再びジャンプ台に立ってほしいと願っています。彼女の今回の経験は、彼女をより強く、より逞しく、そしてより優しい人に成長させていくと信じています。少し、高梨沙羅さんの話に熱が入りすぎたようです。

 今日、皆さんに伝えたいメッセージは、人生に無駄な経験は一つもないということです。どんな失敗も失望も、どんな悔しさや苦しいことも、乗り越えていくことで、自分の強さ、逞しさ、そして優しさに変えられることができます。

 皆さん、どんなときでも、決してあきらめずに前に進んでください。ピンチのときこそ、今のウクライナのように、逃げないでもがき闘ってください。決して戦争を肯定しているわけではありません。

 ピンチのときにあきらめないでもがきあがくことで、チャンスが生まれるはずです。「ピンチはチャンス!」忘れないでください。

 

 最後になりますが、私が以前高校3年の担任をするたびに、最後のHRで歌っていた歌で終わりたいと思います。松山千春さんの「大空と大地のなかで」 聞いてください。

2022/02/10

「高梨沙羅選手に、そして生徒の皆さんにエール」

 

 おはようございます。

 オンライン授業、そして入試による自宅学習が重なって、約2週間ぶりの登校となりました。久しぶりに教室に入った感想はどうでしょうか。久しぶりに仲間とリアルで会った気持ちはどうでしょうか。オンラインではなく、リアルで担任の先生に会えた感想はどうでしょうか。オンラインは便利だけれど、やっぱりリアルな活動、人と人が同じ空気のなかで、話をすることって大事なことですね。

 でも、また来週からオンライン授業が続きます。21日からの学年末試験は実施する予定ですが、それ以降もどのようになるかが、まだ見通しがたちません。

 

 今年1月以降のコロナ第六波の本校での、昨日時点の感染状況をお伝えします。1年生が感染者7名・濃厚接触者45名、2年生感染者19名・濃厚接触者35名、

全生徒・教職員で感染者32名・濃厚接触者82名となっています。これからも、感染拡大防止対策に十分に留意して、過ごしてください。

 

 

 さて、「ピンチこそチャンス」といつも言っています。こういったオンライン授業が続き、部活動ができない時期だからこそ、時間を有効に使い、自分自身をレベルアップさせる機会にしてください。学年末試験も近いです。思いっきり勉強に励んでください。また、読書は、心の栄養です。たくさん本を読んでください。そして、今、北京オリンピックが開催され、数々のドラマが生まれています。そんなスポーツのドラマにも大いに心を揺さぶられてください。

 

 北京オリンピックのドラマで、私が強く揺さぶられたことを、ひとつ話させてください。それは、先日のジャンプ男女混合種目の高梨沙羅選手の失格問題です。スーツの幅が規定よ2センチ大きかったということでした。私は、「試合が終わってから抜き打ち検査をして失格にするなど、そんな馬鹿な競技があるか!」っと憤りを覚えました。ドーピング検査ならわかります。私もドーピング検査にかかわったことがありますが、検査に数時間以上かかります。そして、選手の体や命に係わる問題ですから、試合後の抜き打ち検査という方法は仕方がないと思います。しかし、どんな競技でも、体重が適正か、用具に不正や不備はないか、テーピングや装具なども適正か、などのチェックは試合の前にします。今回の場合も、事前にチェックして、未然に直させることができたはずです。見事な大ジャンプのあと、抜き打ち検査をして、失格はないでしょう。しかも、沙羅選手を含めて、5名の女子選手が同じように失格になったそうです。あきれはてました。

ですが、沙羅選手はすばらしかった。失格を言い渡された50分後、2回目のジャンプに挑み、98.5mという大ジャンプを見事飛びきりました。私は、大変な失意のなか、それでも仲間のために飛んだ見事なジャンプに感動を覚えました。

 

 昨日、沙羅選手は、自身のインスタにコメントを載せました。私も全文読ませてもらいました。すべての人々への謝罪とメダルを奪ってしまった日本チームの仲間に対して自分を責める言葉、そして、それでも自分を支え続けてくれた仲間への感謝の念が綴っていました。その文面の中で、「今後の私の競技に関しては考える必要があります。」という言葉がありました。彼女は、ジャンプ選手を辞めることを考えているのだと思います。そこまで、今自分自身を追い込んでいるのだと思います。今の彼女は、自責の念、失望・絶望、そんな言葉では言い表せない状況だと思います。彼女のインスタの写真が一面真黒だったことがそれを物語っています。

でも、私はきっと立ち直ってくれると信じています。立ち直って、また歩み始めたとき、彼女は、今回の痛すぎる経験を、自分自身の強さ、たくましさにきっと変えてくれると思います。そして、さらに強くなって再びジャンプ台に立ってほしいと願っています。もしたとえ、選手を引退したとしても、彼女は今回の経験は、彼女をより強く、より逞しく、そしてより優しい人に成長させていくと信じています。

 

 少し、高梨沙羅さんの話に熱が入りすぎたようです。

 今日、皆さんに伝えたいメッセージは、人生に無駄な経験は一つもないということです。どんな失敗も失望も、どんな悔しさや苦しいことも、乗り越えていくことで、自分の強さ、逞しさ、そして優しさに変えられることができます。

皆さんも、今のコロナ禍で、悔しい思いやるせない思いをたくさん経験していると思います。それらはすべて、皆さんの強さ・逞しさ、そしてやさしさのバロメーターを上げる経験です。決して、あきらめずに前に進んでください。ピンチにこそチャンスがあるのです。そう思って、今のピンチを楽しんでください。今のピンチの時こそ、やるべきことをしっかりやってください。コロナ禍のなかでもできることはたくさんあるはずです。あなたがもっと成長するチャンスです。

 

 最後になりますが、高梨沙羅選手と、生徒の皆さん一人ひとりにエールを送り、私のメッセージとします。がんばれ!

2021/11/02

~ 自分の可能性を信じて、夢を叶える ~

こんにちわ!まずは、先週一週間、本当にお疲れさまでした。久しぶりに東海福岡らしいイベントができたと思います。また、この土日、いろんな部活動が全国大会にむけた挑戦をしました。そのなかでも、女子バスケット部が精華女子高校に勝ち、2位以上が確定し、見事3年連続の全国選手権大会であるウィンターカップの出場を決めました。あとで、報告会をしたいと思います。また、男女の駅伝大会も、男子が4位に入り、都大路は逃したもののよくがんばったと思います。女子も部員が少ないなか、女子サッカー部の生徒も参加してくれて、9位と大健闘だったと思います。女子バレーボール部も監督不在の中、県大会に出場し、本当によくがんばってくれました。ラグビー部は初戦を順当に勝ち進めました。次戦もぜひがんばってください。男子サッカー部は、筑陽高校に後半追い上げたものの、残念ながら1対2で惜敗しました。本当に悔しかったと思います。 勝負事は、勝つこともあれば、やはり負けることもあります。勝っても負けても、そのあとどうするかが、大事なことだと思います。特に、負けてしまったあと、その悔しさに、その痛みに、じっと耐えて、乗り越えたときに、その人の心の根が太くなり、心の幅が深くなるときです。勝負事だけではありません、人生においても、うまくいくこともあれば、思うようにいかないこともあります。思うようにいかなかった時こそ、その人自身が、大きく深くなるチャンスだと思います。どうか悔しさや痛みを力にして、次の目標に向かってがんばってほしいと思います。 

 11月に入りました。3年生はいよいよ進路決定にむけての闘いが始まります。自分の進路に真剣にむき合って、希望の進路をこじあけてください。1.2年生は、勉強に部活動に、まだまだこれから伸びていくことができます。じっくりと学習と部活動にむきあってがんばってください。

 今日から、女子が前・男子が後ろの並び方を変えて、出席番号順に並んでもらっています。急に変更したにもかかわらず、このように整然とならんでくれてありがとうございます。先週の小野アイリさんの講演のあと、小野さんと話をしている中で、このように変えようと思いました。皆さんも小中学校のときはそうだったと思います。でも、本校では、以前より女子が前・男子が後ろという並び方が普通でした。言い換えれば、それが、うちの学校のあたりまえでした。ジェンダーの問題だけではなく、何事に関しても、今まで普通だと思っていたこと、あたりまえだと思っていたことも、一度立ち止まって見直していかないといけないですね。本校もここ数年、いろんな改革をして、いろんなことを変えています。もちろん変えられないことも多くあります。ですが、これからも、皆さんと一緒に東海福岡を進化させていきたいと思っています。「あたりまえ」の反対語、覚えていますか。なんでしたか。そうですね。「ありがとう」でしたね。「ありがとう」という感謝の気持ちを忘れないことです。「あたりまえ」のことを「ありがとう」という感謝の気持ちをもって考えることが大切です。もっと感謝できるようになろう、もっと「ありがとう」が多くなるように、がんばろうという気持ちになります。それが、「あたりまえ」のレベルを上げるということです。「あたりまえ」を変えるということは、ルールを変更したり、やり方を変えることだけではありません。負けるのがあたりまえ、できないのがあたりまえ、という意識を変えて、「あたりまえ」のレベルを上げていくことが、大事なことだと思っています。あなたも、「どうせできっこない」「こんなことは私には無理」と思っていることはありませんか。今のあなたたちには、「どうせできないこと」や「無理なこと」なんて、なに一つありません。可能性を自分自身でつぶさないでください。今のあなたに、なれないものはありません。できないことなんて、何一つありません。どうか、自分の可能性を信じて、挑戦してほしいと思います。

 さて、今日は建学記念式典です。学園が建学して79周年、本校が創立して55周年を迎えます。このあと記念講演を行います。大嶋啓介さんという方を迎え、「夢を叶える力」というテーマでお話をいただきます。私が大嶋啓介さんに本校に来てほしい、ぜひ講演をしてほしいと思ったのは、私がいつも皆さんに話し続けていることに関係があります。私は、皆さんに「人の笑顔のためにがんばれる人」になってください。といつも言っています。人を笑顔にすると自分も笑顔になります。あなたが何かを成し遂げて、お父さん、お母さんや周りの人を笑顔にするとあなたもうれしいはずですよね。あなたも笑顔になりますよね。いいかえれば、周りの人の笑顔・幸せのために、何かをすることで、自分も笑顔になれる、幸せになれるということです。だから、「マスクの下は、いつも笑顔なのです。」このあとの大嶋啓介さんの講演、きっとあなたの心に刺さる言葉をいただけるお話になると思います。このあとの講演を楽しみにして、私のスピーチを終わります。ありがとうございました。

2021/10/21

「いくぜ、東海! 〜リアルにこだわる〜」   

                        校 長  津山 憲司

 

 ようやく新型コロナウィルスの感染拡大の猛威も収まりつつあり、学校生活も通常に戻ってきています。もちろん、今後の感染拡大第6波を起こさせないように、感染防止対策には、これからも緩みなく注意をしていかなくてはなりません。 

 2学期が始まり、学年別登校およびオンライン授業を続けて、教育を止めないように努めてきました。10月に入り全学年通常登校に戻し、先週には元々の予定を1週間ずらして、中間試験を無事終えることができました。そして、いよいよ来週、スポーツフェスティバルとけやき祭を開催できる運びとなりました。本来、9月に実施する予定でありましたが、約1ヶ月延ばしての実施です。一時は、この10月の開催も危ぶまれた時機もありましたが、なんとか開催できることとなり、大変うれしくまたホッとした気持ちです。本当に綱渡り的な判断でした。特に3年生にとっては、推薦型入試や受験勉強も大詰めに差しかかってきている生徒も多いかと思いますが、切り替えながらやってほしいと思います。今週からは、スポフェスの練習とけやき祭の準備が並行して始まっています。来週は行事一色の一週間となります。全生徒と教職員そして保護者の方と一緒に、心を合わせて楽しみたいと思っています。 

 また、多くの部活動が、3年生最後の大詰めの大会が迫っています。男子サッカー部、女子サッカー部、ラグビー部、女子バスケット部、女子バレー部、男女駅伝部が、高校最後の選手権大会に向けて大きなチャレンジをします。行事と重なる時期ですが、切り替えながらがんばってください。応援をしています。 

 先ほど、「学年別オンライン授業の実施で教育を止めなかった」と書きました。本当にオンラインは本校教育の大きな力となりました。先月の台風が福岡を直撃した日も、休校にしないで、全学年オンライン授業を行うことができました。また、先日は姉妹校であるマレーシアのべスタリ校と3日間にわたりオンライン交流を実施しました。国を超えた移動が難しい昨今、本当に貴重な体験ができたと思います。それもオンラインが可能になってこその実施でした。今では、オンラインはなくてはならない教育の大きな力となっています。 

 しかしながら、私は、オンラインを便利に活用しながらも、やはりリアルな教育を追求していきたいと強く思っています。来週からのスポフェスやけやき祭などのイベント、高校最後の大会に挑む部活動、そしてお互いの息遣いが感じられる対面授業。それらリアルな教育こそが、人を成長させ、人をたくましくさせ、人を優しくさせ、人間力をつけさせる唯一の手段だと信じています。だからこそ、本校はこれからもリアルな教育にこだわっていきたいと思っています。「リアルにこだわる」これこそが東海福岡の教育です。 

 さあ、生徒の皆さん、来週からのイベント、今後の部活動でのチャレンジ、そして、進路を切り拓く挑戦、すべてに対して、『いくぜ、東海!』 

 
2021/08/25

この夏のオリンピック、実施されたことに賛否はあったものの、いろんなスポーツ競技を見て感動した人も多いでしょう。また、メダルを目指して必死に闘っている姿に励まされた人も多かったのではと思います。私が今回のオリンピックを見て感じたことは、メダルを取った選手、そして惜しくもメダルに届かなかった選手も、多くの選手が口にした「楽しむことができました。」というコメントでした。

 

スポーツは苦しいもの、辛いもの、しんどいものというイメージから、本来のスポーツの持つ力、それは楽しいものではないでしょうか。誤解のないようにいうと、もちろん苦しいしんどい練習が不可欠でしょう。また思うようにいかないもどかしさや苦しみも乗り越えなければなりません。でもスポーツの持つ本来の力は、競技者も見ている人も、人生における楽しさがベースになっているのだと思います。

スポーツだけではありません。音楽も芸術も、実は学問も、人の人生における楽しさがベースになっているのだと思っています。スポーツも、音楽や芸術も、そして学問も、人生を楽しくさせるものなのです。だからこそ、一生懸命になれるのではないでしょうか。

 

そういった意味でも、皆さんに私が一番伝えたいメッセージは、「人を笑顔にしよう。自分も笑顔でいよう」ということです。言い換えれば、ひとを笑顔することが、自分が笑顔なれるコツなのです。どうか人の笑顔のためにがんばれるひとになってください。本校教育の原点として、‘笑顔’を大事にしたい思います。

 

今後も、コロナ禍がまだまだ続いていきます。私はコロナ禍で社会全体が何かギクシャクしていると感じています。誰かの悪口を言おう、誰かを攻撃しよう、誰かを貶めよう、誰かのせいにしよう、そんな雰囲気を感じています。そんな雰囲気だからこそ、どうか笑顔だけは失わないようにしましょう。どうか本校がたくさんの笑顔が溢れる学校にしましょう。きっと皆さんのたくさんの笑顔が、次の福を呼び、災いも、嫌な雰囲気も吹き飛ばしてくれるはずです。

 

それには、まず笑顔で人と接することです。笑顔で授業を受けることです。笑顔で部活動をすることです。もちろん先生方にも笑顔で指導あたるように心がけるように話をしています。実際は、叱られることもあるでしょう。強く注意されることもあるでしょう。厳しいことを言われることもあるでしょう。

時には、真剣勝負で議論したり、闘いあうことも必要なことでしょう。私の言いたいことは、どんな時でも、教師と生徒、生徒同士、すべて人と人との間の根本に、笑顔を忘れないでくださいということです。人と人との間と書いて「人間」と読むます。そこに笑顔がたくさんあふれることを望んでいます。

生徒の皆さん、先生方を笑顔で授業ができるように心がけてください。部活動でしかめっつらで指導にあたる先生がいたら、どうか笑顔で指導できる空気を自分たちで作ってみてください。

 

先生が笑顔で指導すれば、生徒の皆さんも笑顔で学べます。笑顔になれば、ポジティブになり、主体的な学びや活動に繋がります。主体的な学びや活動は、皆さんを大きく成長させます。まずは、笑顔で授業うけ、部活動を笑顔で頑張ることを、意識することから始めましょう。これからの本校教育の原点は‘笑顔’です。皆さんと一緒に笑顔あふれる学校にしましょう!

「マスクの下は、いつも笑顔!」

2021/08/25

おはようございます。

 

まずは、皆さんが今日の始業式に登校できてよかったと思っています。

先日より福岡県に4回目の緊急事態宣言が発出され、未だコロナ感染が収束を見せるどころか、全国に感染を拡大させています。また、ここ2週間ほど、例年になく天候が不順であり、大雨に窮したこともあったと思います。大雨の被害はなかったでしょうか。コロナに大雨、ピンチの多い夏であったと思います。

 

始業式の校長メッセージとして、この放送で20分ほどかけて皆さんにメッセージを伝えたいと思います。皆さんは、お手元の「校長メッセージレジメ」を見て、メモをとりながら、静かに話を聞いてほしいと思います。

 

それでは初めに、夏季休暇中における、本校のコロナ感染の報告と現在の状況をお伝えします。

 

8月11日に男子サッカー寮において、コロナ感染のクラスターが発生しました。寮生64名全員にPCR検査を実施し、その後、陽性者と濃厚接触者としての対応をしています。 現在、陽性者28名、濃厚接触者38名ということになっています。ホテル、サッカー寮、コモンホール、自宅にそれぞれ別れて療養ならびに待機をしています。明日26日(木)までは、全員、療養および待機することとなっています。その後、保健所および病院の指示に従って、順次登校してきます。また、陽性生徒の対応をしていただいているサッカー部の大丸先生と松原先生には、このあと1週間程度自宅で待機してもらうようにしています。授業の関係等で、皆さんにもご迷惑をおかけしますが、理解してください。男子サッカー部以外にも、家庭内感染で、陽性者ならびに濃厚接触者になって、自宅で療養、待機している生徒も数名います。幸い、現在のところは、重症者は一人もでていません。

今回、コロナに感染したすべての生徒さんには、心よりお見舞い申し上げます。

そして、体調を崩している生徒さんには、一日も早いご快復をお祈りします。また、体調は維持しているものの陽性者となり療養中や濃厚接触者となり待機中の生徒さんに対して、何より健康の維持を、みんなで願いたいと思います。そして、ひとりも重症化しないように、なにより尊い大切なすべての命が守られることを、心よりお祈りしたいと思います。

昨年のコロナ禍が始まってから、私が常に言っていることですが、昨今の情勢では、いくら感染防止対策を行っていても、完全に感染を防ぐことはできません。ですので、皆さんは、陽性者・濃厚接触者に対して、誹謗・中傷は絶対にないようにしてください。ほんの冗談のつもりで心ない言葉を発したり、SNSで発信することも絶対に許されません。悪いのはコロナウイルスです。人の心までがウィルスに侵されないように、友情や人と人との繋がりを分断されないようにしてください。こんなときだからこそ、みんなの気持ちがひとつになって、この状況を乗り切っていきたいと思います。よろしくお願いします。

 

次に、今後の本校の教育活動の方針をお話します。

 

国や県からは、学校教育においては、なるべく休校、行事の中止などの措置をとらずに、延期や縮小をしながらも教育を継続していく方向で進めなさい、という通達がきています。今後の本校の教育活動においては、福岡県からの「教育活動における新型コロナウイルス感染防止等に係る留意事項」および「催物(イベント等)の取扱い(特措法第24条第9項)」の通達に基づき、実施するもの、中止するもの、そして延期するものなど、判断していきたいと思います。また、今後のコロナ感染状況を見ながら、その都度、適宜な判断をしていきたいと思っています。

では、現時点での、本校の教育活動の方針についてお話します。

まずは、今週の土曜日に予定しています第1回オープンスクールにつきましては、実施いたします。ただし、ランチ体験・部活動体験は中止、部活動は説明会・見学会/展示のみとするなど。内容を縮小して行います。もちろん、感染防止対策を万全に行ったうえでの実施とします。生徒の皆さんも、どうかご協力していただきますように、よろしくお願いします。私は、オープンスクールのあいさつで、中学生や保護者にいつも話していることがあります。それは、今日のオープンスクールで、中学生の皆さんや保護者の方に、一番見てほしいものは何だと思いますか、という質問です。施設や教育システム、教職員の対応。もちろんそれらも大切なひとつではあります。でも、私が一番見てほしいものは、「うちの生徒たちです。」と声高に伝えています。「本校の一番の自慢はうちの生徒たちです。」と胸を張って話しています。もちろん、私の本心からの言葉です。そういった意味でも、オープンスクールでは、皆さんの協力が必要なのです。どうかご協力よろしくお願いします。

次に、9月に予定していました。スポーツフェスティバルとけやき祭は10月に延期いたします。スポーツフェスティバルにつきましては、10月25日に昨年実施した福岡市総合体育館照葉アリーナがなんとか予約することができましたので、昨年同様に10月25日福岡市総合体育館で実施することといたします。

けやき祭についても、スポフェスの直後に実施する予定としています。けやき祭については、どのクラスもどの団体もぜひSDGsを大きなテーマにしてほしいと思っています。また、けやき祭だけではなく、今後の本校の教育テーマにSDGsを考えたいと思います。授業やイベント・部活動のなかで、SDGsを東海福岡の教育テーマに常に据えて、これから進めてほしいと思っています。よろしくお願いします。

2学期の予定については、このあと教務主任から、中間試験の日程など具体的な伝達がありますので、よく聞いてください。

前にも言いましたが、教育活動とは、授業、イベント、部活動で成り立っています。

本校では、国や県からのガイドラインをもとに、授業だけではなく、イベントや部活動においても、縮小や延期なども考慮して、なるべく実施・継続していきたいと考えています。

それには、皆さんの感染防止に関する協力が絶対条件になります。

このあと、教務主任ならびに健康推進室長から、感染防止対策に関するお話をしますので、よく聞いて必ず実践してください。

 

3つ目の話です。夏休み中のさまざまな活動についてです。

 

皆さん、2021年のこの夏、コロナでのいろんな制限の中、さまざまなことにチャレンジをしたと思います。予定通り実施されたもの、残念ながら中止されたものもあったと思います。そんな中でも、吹奏楽部の皆さんが2年ぶりのコンクールに出場し、九州大会は惜しくも逃したものの、県のコンクールで堂々とした演奏をしてくれました。また、グローバルアリーナで行われた全国の高校生から選ばれた「第18回日本の次世代リーダー養成塾」に、2年生の戸高さんが参加しました。途中コロナで中止になってしまい本当に残念でしたが、キャンプで学んだことを今後の高校生活に生かしてください。また本校にいろんな面で還元してほしいと思います。インターハイでは、水泳飛込み競技で出場した1年生の口脇さんが、初出場にもかかわらず、ミスのない演技だったそうです。惜しくも決勝には進めませんでしたが、来年度以降につながる試合だったと聞いています。なお、口脇さんは現在ジュニアオリンピックに出場しています。

先週、女子サッカー部がインターハイに出場して全国ベスト8となりました。準々決勝で、藤枝順心高校に惜しくも0対1で敗れたものの、全国優勝常連校にすばらしい闘いでした。全国の頂点がはっきりと見えたのではないでしょうか。いろんな種目でいろんな部活動が全国の頂点、すなわち日本一を全国優勝を目指していますが、全国の頂をはっきりと見て、肌で感じられたのは、現時点では女子サッカー部だと思っています。本当に東海福岡の誇りです。そして、本校のすべてのクラブ、いやすべての生徒の励みになっていると思います。他のそれぞれのクラブ、そしてすべての生徒が、自分の目指すことに、女子サッカー部に負けじと、全国の頂点を目指して、頑張ってほしいと思います。

すべての生徒のそれぞれの夏のチャレンジ、本当にお疲れ様でした。そして、この秋・冬に向けてさらにチャレンジをしてください。

 

  • このあとの話は、ブログ『マスクの下は、いつも笑顔!』へ続く。
2021/04/06

「2021年度入学式 校長告辞」        校 長  津山憲司

 

校庭の木々の緑が目に見えて濃くなるとともに、草花も一斉に咲き、生きとし生けるものすべてに生命の息吹きがみなぎる希望の季節を迎えました。

本日、ここに東海大学付属福岡高等学校 第56回入学式を挙行できることは、誠に喜びにたえないところでございます。

 

ただいま、入学を許可いたしました、凛と目を輝かせた新入生の皆さん、保護者の皆様、ご入学おめでとうございます。

特に、福岡県の数ある高校から、また日本の数ある高校から、本校を進学先として選んでくれて、ありがとうございます。

皆さんのご入学を私たち教職員一同、心より歓迎いたします。

 

さて、本校は東海大学の付属高校として、東海大学の建学の理念のもと、文武両道を通した人間教育に力を入れている学校です。

皆さんの向かって右手上方に、東海大学の建学の精神を基にした学園の教育の命である四つの言葉が書いてあります。皆さんがこれから3年間、日々学ぶ教室の黒板の上にも同じものを掲げています。

四つの言葉、ひとつ目が「若き日に 汝の思想を培え」まずは、物の見方や考え方をしっかりと確立することです。次に「若き日に 汝の体躯を養え」強い心と身体を養うということです。三つ目が「若き日に 汝の智能を磨け」とあります。智能の知は、知識の知(しる)ではありません。知った知識を活用するという智恵の智であります。要するに、単なる知識だけではなく、生きた智を磨くということであります。そして最後が「若き日に 汝の希望を星につなげ」であります。皆さんが努力し続けることで、皆さんの希望や夢を実現させようと呼びかけています。

 

本校は学園の建学の精神を基本として、まずは人間力を育てる教育をポリシーとしています。昨今の日本の社会情勢は、少子高齢化、AIやロボットの社会進出めざましいところであります。セルフレジや自動運転システムなど、もう既に我々の生活に入り込んできています。そんな社会を堂々と生き抜く力、それが人間力であります。本校では人間力を三つの力に意義づけています。まずは、温かい心と豊かな感性をもった人間性。挨拶がしっかりできる、周りのことを感じながら行動ができる力、すなわち社会性。そして自ら周りを巻き込みながら挑戦する力である主体性の三つの力に定義づけています。人間性・社会性・そして主体性、そういった人間力をしっかりとつけさせていきます。

また、本校の教育は、「人の笑顔のためにがんばれる人を育てたい」という崇高な理想にむかって進めています。笑顔というのは人に伝わります。人の笑顔をみると自分も笑顔になれます。実は、人を笑顔にするということは、自分も笑顔になれるということです。笑顔という言葉を幸せという言葉に置き換えてみてください。

要するに、人の笑顔や幸せのためにがんばれる人は、実は、自分も笑顔になれる、自分も幸せになれるということなのです。だからこそ、人の笑顔のために、人の幸せのためにがんばれる人になってほしいと思っています。それが、我々が理想とする教育です。

 

昨年から続いている新型コロナウィルスとの闘いは、まだまだ終息しそうにありません。コロナ禍の中、昨年度、多くの学校で、体育祭や文化祭などの行事が中止になりました。本校ではなるべくたくさんの行事を実施してきました。昨年秋には、体育祭であるスポーツフェスティバル、文化祭であるけやき祭も実施いたしました。これからも、できる限り学校活動を進めていきたいと考えています。

学校活動とは、三つの柱で成り立っています。一つ目は当然学習活動、すなわち授業です。そして二つ目が学校行事、すなわちイベントです。そして三つ目が部活動であります。この三つの柱である学校活動を通して、これからの社会を堂々と生き抜く人間力を育てることが本校の教育のポリシーであります。

ですので、これからも、コロナウィルス感染防止対策をしっかり行いながら、学校活動の三つの柱を、できるだけ進めていきたいと考えていますので、ご理解いただきますよう、よろしくお願いをいたします。

 

また、新入生の皆さんから、タブレットを一人一台導入をしました。これは、昨今のコロナ禍の影響で、休校等の措置を打たねばならないときでも、教育を止めないように導入を決めました。しかしながら、導入の真の目的は、教育を進化させるためです。今まで見えなかったものが見える教育、今まで届かなかったものが届く教育、そして、今まで気づかなかったことに気づくことができる教育を進めていきたいと考えています。

 

保護者の皆様、大切なお子様を、私ども東海大福岡高校にお預けいただきましたことに、心から感謝申し上げます。私ども教職員一同は、お子様の将来への夢の実現にむけて、全力で当たる決意でございます。そして、卒業時には、すばらしい大人に成長させ、自分の夢・目標に近づくよう、私たち教職員一同、ひとつのチームとなって、常に生徒に寄り添った指導に、取り組んでまいります。

それには、教職員と生徒そして保護者の皆様との信頼関係が肝要になると思っています。より良い教育には保護者の皆様のご協力が不可欠であります。学校と保護者の皆様が連携をして、お子様の成長を力強く見守っていただきたいとお願い申し上げます。

 

さあ、新入生の皆さん、これから始まる高校生活のなかで、周りの人ために、仲間友人のために、誰かのために尽くしてください。それが、実は皆さん自身の力となり、皆さん自身の喜びとなり、皆さん自身の幸せにつながることとなります。人の笑顔ためにがんばれる、人の幸せのために尽くせる人に成長してくれることを信じ、私の告辞といたします。

2021年4月8日

 東海大学付属福岡高等学校 校長 津山憲司

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