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東海大学福岡校長先生のブログ

東海大学福岡校長先生のブログ
2021/04/06

「2021年度入学式 校長告辞」        校 長  津山憲司

 

校庭の木々の緑が目に見えて濃くなるとともに、草花も一斉に咲き、生きとし生けるものすべてに生命の息吹きがみなぎる希望の季節を迎えました。

本日、ここに東海大学付属福岡高等学校 第56回入学式を挙行できることは、誠に喜びにたえないところでございます。

 

ただいま、入学を許可いたしました、凛と目を輝かせた新入生の皆さん、保護者の皆様、ご入学おめでとうございます。

特に、福岡県の数ある高校から、また日本の数ある高校から、本校を進学先として選んでくれて、ありがとうございます。

皆さんのご入学を私たち教職員一同、心より歓迎いたします。

 

さて、本校は東海大学の付属高校として、東海大学の建学の理念のもと、文武両道を通した人間教育に力を入れている学校です。

皆さんの向かって右手上方に、東海大学の建学の精神を基にした学園の教育の命である四つの言葉が書いてあります。皆さんがこれから3年間、日々学ぶ教室の黒板の上にも同じものを掲げています。

四つの言葉、ひとつ目が「若き日に 汝の思想を培え」まずは、物の見方や考え方をしっかりと確立することです。次に「若き日に 汝の体躯を養え」強い心と身体を養うということです。三つ目が「若き日に 汝の智能を磨け」とあります。智能の知は、知識の知(しる)ではありません。知った知識を活用するという智恵の智であります。要するに、単なる知識だけではなく、生きた智を磨くということであります。そして最後が「若き日に 汝の希望を星につなげ」であります。皆さんが努力し続けることで、皆さんの希望や夢を実現させようと呼びかけています。

 

本校は学園の建学の精神を基本として、まずは人間力を育てる教育をポリシーとしています。昨今の日本の社会情勢は、少子高齢化、AIやロボットの社会進出めざましいところであります。セルフレジや自動運転システムなど、もう既に我々の生活に入り込んできています。そんな社会を堂々と生き抜く力、それが人間力であります。本校では人間力を三つの力に意義づけています。まずは、温かい心と豊かな感性をもった人間性。挨拶がしっかりできる、周りのことを感じながら行動ができる力、すなわち社会性。そして自ら周りを巻き込みながら挑戦する力である主体性の三つの力に定義づけています。人間性・社会性・そして主体性、そういった人間力をしっかりとつけさせていきます。

また、本校の教育は、「人の笑顔のためにがんばれる人を育てたい」という崇高な理想にむかって進めています。笑顔というのは人に伝わります。人の笑顔をみると自分も笑顔になれます。実は、人を笑顔にするということは、自分も笑顔になれるということです。笑顔という言葉を幸せという言葉に置き換えてみてください。

要するに、人の笑顔や幸せのためにがんばれる人は、実は、自分も笑顔になれる、自分も幸せになれるということなのです。だからこそ、人の笑顔のために、人の幸せのためにがんばれる人になってほしいと思っています。それが、我々が理想とする教育です。

 

昨年から続いている新型コロナウィルスとの闘いは、まだまだ終息しそうにありません。コロナ禍の中、昨年度、多くの学校で、体育祭や文化祭などの行事が中止になりました。本校ではなるべくたくさんの行事を実施してきました。昨年秋には、体育祭であるスポーツフェスティバル、文化祭であるけやき祭も実施いたしました。これからも、できる限り学校活動を進めていきたいと考えています。

学校活動とは、三つの柱で成り立っています。一つ目は当然学習活動、すなわち授業です。そして二つ目が学校行事、すなわちイベントです。そして三つ目が部活動であります。この三つの柱である学校活動を通して、これからの社会を堂々と生き抜く人間力を育てることが本校の教育のポリシーであります。

ですので、これからも、コロナウィルス感染防止対策をしっかり行いながら、学校活動の三つの柱を、できるだけ進めていきたいと考えていますので、ご理解いただきますよう、よろしくお願いをいたします。

 

また、新入生の皆さんから、タブレットを一人一台導入をしました。これは、昨今のコロナ禍の影響で、休校等の措置を打たねばならないときでも、教育を止めないように導入を決めました。しかしながら、導入の真の目的は、教育を進化させるためです。今まで見えなかったものが見える教育、今まで届かなかったものが届く教育、そして、今まで気づかなかったことに気づくことができる教育を進めていきたいと考えています。

 

保護者の皆様、大切なお子様を、私ども東海大福岡高校にお預けいただきましたことに、心から感謝申し上げます。私ども教職員一同は、お子様の将来への夢の実現にむけて、全力で当たる決意でございます。そして、卒業時には、すばらしい大人に成長させ、自分の夢・目標に近づくよう、私たち教職員一同、ひとつのチームとなって、常に生徒に寄り添った指導に、取り組んでまいります。

それには、教職員と生徒そして保護者の皆様との信頼関係が肝要になると思っています。より良い教育には保護者の皆様のご協力が不可欠であります。学校と保護者の皆様が連携をして、お子様の成長を力強く見守っていただきたいとお願い申し上げます。

 

さあ、新入生の皆さん、これから始まる高校生活のなかで、周りの人ために、仲間友人のために、誰かのために尽くしてください。それが、実は皆さん自身の力となり、皆さん自身の喜びとなり、皆さん自身の幸せにつながることとなります。人の笑顔ためにがんばれる、人の幸せのために尽くせる人に成長してくれることを信じ、私の告辞といたします。

2021年4月8日

 東海大学付属福岡高等学校 校長 津山憲司

2021/03/02

卒業式 校長告辞

 

本日ここに東海大学付属福岡高等学校第53回卒業式を挙行できることは、誠に喜ばしいことであり、また、コロナ禍の中、たくさんの皆さまにご参列していただきましたことに、心より感謝いたします。今、呼名されました371名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さんの卒業を教職員一同、心より嬉しくかつ誇らしく思っております。

保護者の皆様におかれましては、3年間本校の教育活動に対しまして、ご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございました。本日、お子様の卒業をお迎えし、感無量の思いだと拝察いたします。誠におめでとうございます。

 

さて、ちょうど一年前、日本国内でコロナ感染が拡大し始め、皆さんの修学旅行も残念ながら延期、その後中止となりました。全国的に学校が休校となり、休校中は課題や授業配信など家で学習をする期間が長く続きました。

学校が再開したあとも、コロナの影響でいろんなことが中止や縮小をしなければなりませんでした。部活動においても、インターハイや夏の甲子園大会、吹奏楽コンクールなどが中止となり、皆さんの目標が突然目の前からなくなってしまう状況となりました。多くの高校3年生が、辛い、苦しい、やるせない思いをしたことだと思います。

そんな状況の中でも、皆さんはじっと歯を食いしばって我慢し、やれることを精一杯やり続けてくれました。休校中の「こんな時こそ選手権」、多くの皆さんが応募してくれてました。たくさんの勇気や元気を共有できたと思います。学校再開後、初めて行えたクラスマッチ、秋のスポーツフェスティバルやけやき祭では、3年生がみんなで楽しもうという雰囲気を創り出してくれ、大成功だったと思います。

新たに始めたTFDやエールも、みんなで繋がろう・一緒にがんばろうという気持ちが伝わるものでした。これらのことは、コロナがなければ生まれなかったことかもしれません。まさにピンチをチャンスに変えてくれた皆さんであったと思います。

 

 ここで、皆さんに伝えたい二つのメッセージをお話したいと思います。

 皆さんにとって、このコロナの状況での高校3年生の一年間は、決して忘れることはないでしょう。辛いことや苦しいことも多かった。努力しても報われないやるせなさもおそらく経験したでしょう。でもね、無駄な努力って、一つもないのですよ。

これからの皆さんの人生には、いろんなことが起こります。うまくいくこともあれば、うまくいかないこともあります。大成功すること、また失敗に終わること。逆転勝利をおさめること、また逆転負けをすること。素敵な恋に出逢うこと、哀しい辛い失恋をすること。

人生、うまく進むことに越したことはありません。でも、たとえうまく進まなかったとしても、努力したことは決して無駄にはなりません。むしろ、うまくいかなかったとき、失敗や逆転負けを味わったとき、そして大失恋したとき。そんなピンチのときにもがいてもがいてあがく経験こそ、あなたが成長するチャンスのときだと思ってください。

きっと、あなたの心の芯が太くなり、メンタルが強くなれる、また、それがあなたの人に対する優しさの源流にもなるはずです。まさしく、ピンチはチャンスです。

一つ目のメッセージは、ピンチの時に努力を惜しまずもがきあがくことこそ、人として成長するチャンスのときだということです。

 

二つ目は、この一年、世界中でピンチが起こっています。あたりまえの日常が崩れ、今まであたりまえだったことが、あたりまえでない出来事が多くなりました。たとえば、友人と食事をしながら楽しくおしゃべりをする。そんなあたりまえの一場面が、今では自粛せざるをえません。でもきっと、近いうちに、大勢で会話をしながら楽しく食事ができることが、またあたりまえになる時期がくるでしょう。そのときに、そんなあたりまえにことに感謝できるでしょうか。

本日の卒業式、こんなにたくさんの皆さんが一堂に集まっていただいていること。それは、卒業式としてはあたりまえのことかもしれません。だけど、今回のコロナの影響を鑑みれば、私は、集まることができることに、大いに感謝の念を抱くところです。

前にも話しましたよね。「あたりまえ」の反対語は何でしょうか。そうですね。「ありがとう」でしたよね。常に起こり得ることを「あたりまえ」と言います。だから、その反対のめったにないことには「ありがとう」という言葉になります。

この一年のめったにないコロナ禍では、「ありがとう」が多かったと思います。この一年を過ごした我々だからこそ、常に起こる「あたりまえ」のことに対しても、「ありがとう」の感謝の気持ちを持てるようになったのではないでしょうか。学校での生活、授業、部活動。毎日作ってくれたお弁当、友人との語らい、また寮生活。すべてのあたりまえの出来事に、感謝の気持ちを持てるようになったのではないでしょうか。

これからも、皆さんの人生において、あたりまえのことに、「ありがとう」という感謝の気持ちを決して忘れないようにしてください。あたりまえのことに感謝の気持ちをもてる人は、きっと人生を豊かに生きていける人だと思います。

私からの二つ目のメッセージは、「あたりまえ」のことに感謝することが、人生を豊かに生きるコツだということです。

 

これからの世界情勢や日本の社会情勢は、いろんなことが変わっていくでしょう。未だ日本社会として経験していないことも、今後起こってくるかもしれません。でも、決して負けないでください。ピンチなときほど、自分が成長できるチャンスだと思い、あたりまえのことに常に感謝できる豊かな人生を歩んでください。これが、私が皆さんに伝えたい最後のメッセージです。

それでは、卒業生の皆さん、気概をもって堂々たる人生を歩んでください。皆さんの限りない前途を祝福して、私の告辞といたします。

 

2021年3月2日

 東海大学付属福岡高等学校 校長 津山憲司

2021/01/15

大学入試共通テストにむけての激励

「仲間と共に歩んできたこと」

校 長  津山 憲司

 

いよいよ、明日・明後日に初めての大学入試共通テストが実施されます。チャレンジされる皆さんに激励の言葉を贈りたい思います。

 

「緊急事態宣言」が発出されているこのコロナ禍の中、不安や心配もあったと思いますが、明日からの共通テストにチャレンジすることができて、本当によかったと思っています。また、推薦型選抜(推薦入試)や総合型選抜(AO入試)などで、周りの多くの友人が進路を決定していく中、自分の進路目標にむかって最後までがんばって勉強してきたことに敬意を評したいと思います。ぜひ、共通テストから大学二次試験まで頑張って、自分の進路目標をつかみ取ってほしいと思っています。

 

皆さんに激励として、「仲間と共に歩んできたこと」という言葉を贈りたいと思います。明日からのテストは、当然あなた自身が一人で臨むものです。でもね、忘れてはならないことがあります。それは、今まで支えてくれた保護者の方、担任の先生や多くの先生方の教えや励まし、そして、なにより一緒の学んだ多くの仲間がいることです。

 

そんな多くの方々への感謝の気持ちをもって、明日は臨んでほしいと思います。明日、会場の教室についたら、いろんな人の顔を思い浮かべてください。緊張して気持ちが落ちつかないときは、一緒にがんばってきた仲間の顔を思い浮かべてください。そして、緊張して落ちつかないのは自分だけじゃない。きっと、仲間も同じ気持ちで闘っているんだと思い浮かべてください。テストは一人だけで臨むものです。けれど、あなたは決してひとりではなく、多くの仲間と同じ闘いに臨むのだと想ってください。それが、「チーム東海」の意味であるのです。

 

仲間と共に歩んできた今までの道程を強い自信に変えて、最後まで己を信じて取り組んでください。健闘を祈ります!

2021/01/01

『感謝の気持ちは、人を大きく、美しく、強くする』 

 校長  津山憲司
 
 2021年(令和3年)明けましておめでとうございます。
 
 ちょうど1年前、2020年の新年には昨年のことをだれが想像できたでしょうか。ラグビーワールドカップの興奮も冷めきれず、2020年のオリピックイヤーに胸を躍ろかせていた人も多かった思います。それが、1月に中国武漢で新型コロナウィルスが発見され、始めは遠い世界のことと思っていたところ、瞬く間に世界中に広がり、未だ猛威を振るっています。思い起こせば、2月末に3年生の修学旅行が中止となり、3月より臨時休校、4月より非常事態宣言が発令されました。オリンピックが1年延期になり、皆さんのインターハイや夏の甲子園大会などあらゆるスポーツや文化行事が中止となってしまいました。本当に辛い・苦しい・やるせない思いをした年であり、皆さんのこれからの人生においても、決して忘れることのない1年であったと思います。そして、コロナウィルスの猛威は現時点でも引き続き予断を許せない状況です。
 
 こんな先行きの見通せない年だからこそ、皆さんに伝える今年最初のメッセージとして、「感謝」という言葉を伝えたいと思います。生徒の皆さんには、12月の終業式でもお話をしました。
 
 感謝すなわち「ありがとう」の反対語は、どんな言葉と思いますか。そう「あたりまえ」でした。「ありがとう」の反対語は「あたりまえ」なのです。昨年は、本当に1年を通して、「あたりまえ」ではない日常を過ごしたのではないでしょうか。今年もまだまだコロナの影響は続きそうです。だからこそ、「あたりまえ」ではない、むしろその反対の「ありがとう」という感謝の気持ちの大切さがみにしみたのではないでしょうか。
  「学校へ行くのもあたりまえ」「授業を受けるのもあたりまえ」「部活動もあたりまえ」「試合や公式戦をするのもあたりまえ」行事するのもあたりまえ」「友達とお弁当を食べるのもあたりまえ」
 そんな日常のあたりまえが、あたりまえではなくなり、ありがたく思えたのではないでしょうか。ごくごくあたりまえの日常に、感謝の気持ちを持つことの大切さを、改めて考えさせてくれる機会です。朝起きて学校に行く、友達と語りあえる、勉強ができる、ご飯が食べられる、暖かい布団で寝られる、そんなあたりまえのことに感謝することが、実は人を大きく、美しく、そして強く成長させるものだと思っています。人生いろんなことが起こります。思いもしなかったこと、自分ではどうしようもできない苦しいこと、悔しいこと。やるせないこと。でもね、どんなときでもやっぱり「感謝」の気持ちを忘れたら絶対にあかんのじゃないかなって私は思っています。どんなときでも感謝する気持ちをもつことが、人を大きく、美しく、そして強く成長させると思います。
 
 私と同じ年齢59歳でプロゴルファーのテストに合格し、60歳でプロゴルファーとしてデビューした古市忠夫さんという人の「感謝力」についてのエッセイに、
「どんな状況でも頑張ることのできる人は、感謝力のある人です。才能と努力があっても、感謝力のない人は、プロテストでも最後の一打で失敗したりします。どこで見極めるかといえば、感謝力の強い人はきちんと挨拶をします。こちらが一礼をして『おはようございます』と挨拶しても、首だけでペコっという挨拶するような人は感謝力が乏しく、プロテストも決して合格しません。」
 
 そうです。どんな時でも、正直に、素直にそして感謝の気持ちをもって生きていくこと。そうすれば、周りの人から助けてもらえたり、協力してもらえたりすることがあります。感謝のない人には誰も手を差し伸べてくれたりしません。嘘や誤魔化しのない正直で素直な心と、どんな時でも人に感謝する気持ちを持ち続けることが、生きる上でもっとも大切なことではないかと思います。感謝は、人を大きく、美しく、また強くします。そして、本当に強く美しい人は、いつも周りに感謝している人なのです。いいかえれば、誰にでもきちんと挨拶ができる人でもあります。皆さんが、あたりまえのことに感謝する気持ち、周りの友達や家族、支えてくれているすべての人に感謝の気持ちを表現できる人であって欲しいし、自分自身もそうあり続けたい思います。
 
 2021年が皆さんにとって新しい風が吹く年になり、感謝にあふれたすてきな年になりますように祈っています。
2020/10/29

『リスペクト』

~2020年度建学記念式典スピーチより~

 

今日建学式典が開催され、けやき祭が実施されることは、決してあたりまえのことではありません。「あたりまえ」の反対語、覚えていますか。「ありがとう」でしたね。どうか、「ありがとう」という感謝の気持ちをいつも忘れずに、このけやき祭の2日間を楽しんで欲しいと思います。

 

さて、今日のスピーチのテーマは、私が大好きな言葉のひとつである「リスペクト」という言葉について話をします。

 

私は、すべての人と人の関係において、この「リスペクト」が最も大事な要素だと思います。家族や学校、クラブやクラスなどすべての集団の中で、すべてのチームの中で、大事な要素が「リスペクト」だと思います。

 

生徒の皆さんは、友達をリスペクトし、先生をリスペクトしていますか。また、先生方は生徒の皆さんをリスペクトしなければなりません。私は、すべての生徒・先生同士がリスペクトしあえる学校にしたいと思っています。リスペクトしあえる学校、それが、チーム東海だと思っています。

 

ところで、「リスペクト」の意味はわかりますか。「尊敬する」という意味です。もちろん「人を尊敬すること」はすばらしいことです。しかし、変な言い方ですが、すべての友人や先生方の全員を尊敬する自信がありますか。または、尊敬しなさいと押し付けられたとしたら、本当に尊敬できるのでしょうか。私はそうは思いません。「尊敬」は自然と生まれる感情なので、すべての人を無理やりに尊敬しなさい。ということを、私が皆さんに伝えたいわけでは決してありません。

 

もう少し、「リスペクト」という言葉を詳しく考えてみましょう。「リスペクト」の「リ」は、「リターン」「リベンジ」の「リ」であり、「再び・もう一度・繰り返す」という意味です。「リスペクト」の「スペクト」とは、「心から深くじっと見る。」という意味だそうです。すなわち、「リスペクト」という真の意味は、「何回も何回も繰り返し、心から深くじっと見る」という意味になります。相手をリスペクトするということは、「何度も何度も、その人を心から深くじっと見る」という意味で、要するに「相手のことを大切にする、尊重する」という意味になります。

 

今、皆さんは私のスピーチをしっかりと聞いてくれています。私のスピーチを大切にしてくれているということです。すなわち、皆さんが私に「リスペクト」してくれているということになります。私が校長だから敬意を払って聞いてくれているかもしれないけど、私は校長としてではなく、津山の話を聞いてみたいと思ってくれているのなら、本当に嬉しいことです。そして、私もまた、聞いてくれている皆さんに「リスペクト」しています。

 

相手が、校長であろうが、担任の先生であろうが、数学の先生であろうが、友人であろうが、先輩であろうが、後輩であろうが、相手のこと大切にすることが大事で、そのことを「リスペクト」といいます。

 

人は、みんなそれぞれ違いがあります。全く自分と同じという人間は存在しません。そのお互いの違いを認め合うこと、自分とは違う相手のことを大切にする・尊重することが、「リスペクト」するということなのです。そのためには、相手の話をじっくり聞く、相手の言動や気持ちをしっかり受け止めることが大事なことだと思います。

 

私は、生徒の皆さん同士、また先生と生徒のお互いが、相手を大切しあえる・尊重しあえる、リスペクトしあえるそんな学校にしたいと強く思っています。そして、リスペクトしあえる学校こそが、チーム東海だという強い思いで、建学記念式典のスピーチとして「リスペクト」というテーマでお話ししました。

 

今日のスピーチを聞いて、どうか相手を大切にする・尊重するといった「リスペクト」の心を強くもってください。そして、最初に話したあたりまえのことに感謝できる気持ちを忘れずに過ごしてください。そうすれば、きっとあなた自身も相手からリスペクトされ、周りから感謝される人になっていくはずです。

 

最後に、今回の「けやき祭」で生徒会が作ってくれたテーマである「AMBITIOUS」「大きな志を持って進んでいこう」すばらしいテーマだと思います。そのテーマを私のスピーチの締めのメッセージとしたいと思います。

TOKAI BOYS AND GIRLS,

BE AMBITIOUS!

2020/10/08

「エール」 ~東海大福岡の文化に・・・~

 

今春、コロナウィルスによる臨時休校中、学校が再開したときには、みんなが元気で明るくなって、何か一体感が共有できるようなことを考えられないかと模索していました。そこで、なかなか声を張り上げたり、歌を唄ったりすることができない状況の中、せめて手拍子を一緒にして、心を合わせることができたらという想いにいきつきました。

こんなコロナの時期だからこそ、みんなと繋がりたい。手拍子で仲間を応援したい、誰かに勇気や元気を送りたい。そんな想いで、「タ・タン・タン」と三拍の手拍子をすることにしました。三拍には、1拍目は仲間に対して、2拍目は周りの方々に対して、3拍目は社会のすべての人々に対して想いを送るという意義を持たせました。そして、それを「エール」と名づけました。

5月下旬、ようやく学校が再開できることになりました。そこで、まずは教職員から「エール」を始めることにしました。朝の教職員朝礼の最後に、日直の先生がショートスピーチをして、その後「エール」の音頭をとることにしました。はじめは掛け声も「ヨーオ!」と決めていましたが、平校長代理から「『ヨーオ!』はお酒が入ってないとできないよ。『ワンツー!』がいいのではないか。」とのアドバイスをいただき、「ワンツー」の掛け声で、一同に「タ・タン・タン」と手拍子をすることとしました。

ショートスピーチも先生によってそれぞれ想いを込めた話をしてくれています。ある初任の先生は「今日は小さい時から憧れていた担任業初日です。張り切って・・・」。ほかにも、「先日、息子が少年野球に入りました・・・」 「娘が漢字嫌いだったのですが、漢字ドリルをすごく褒めたら、娘が漢字好きに変わりました。やはり生徒にも・・・」 「クラスの校外研修で、教室では見られない生徒の表情が見られました。校外研修などの学校行事はやっぱり必要だと・・・」 「コロナで学校が休業になったころを思い出して、今の日常の学校生活のありがたさを・・・」など、本当にうなずけたり、ホッと温かくなったり、改めて思い直されたり、みんな朝からすばらしいスピーチを述べてくれます。スピーチのあと、「ワンツー」の掛け声で「エール」の手拍子をして、「今日も一日、がんばろう!」っとそれぞれ元気づけて、各クラスの朝のHRへと職員室を出ていきます。

生徒たちにも「エール」を広めようと思ったのですが、やはりコロナの影響でなかなか集まることができない状況でした。7月中旬、ようやく学年別クラスマッチがあり、学年ごとに開会式で「エール」の意義ややり方を説明し、代表生徒の掛け声のもと「エール」を送ることができました。そして本日10月8日、7カ月ぶりの全校集会を開き、その全校集会の終わりに、生徒の団長(リーダー)の掛け声のもと、ついに全校で「エール」送ることができました。

ウィズ・コロナの困難な時代だからこそ、人と人が繋がりあう、共感しあう、そして励まし合うことを、なにより大切にしていかなければならないと強く思っています。そして、以前でしたら「あたりまえ」の日常生活や学校生活に対して、「ありがとう」という感謝の気持ちをもって生きていくことこそが、この困難を乗り越える意義ではないかと思います。その意義をいつまでも忘れることのないように、この「エール」が、東海大福岡高校の文化になっていくことを信じています。

2020/08/28

学校活動とコロナウィルス感染防止との両立の観点に立つ

校長 津山憲司

 

 6月の学校再開からよくやく3か月が過ぎようとしています。この間、1学期期末考査や学年別クラスマッチを実施することができ、今週のオープンスクールも実施できる運びとなりました。ここまでなんとか学校活動を継続することができたのは、生徒・保護者、教職員のコロナウィルス感染防止対策に対するご理解とご協力があってのことだと思います。心より感謝申し上げます。また、9月以降にはクラス別校外研修やスポーツフィスティバル(体育祭)・けやき祭などのイベントを計画しています。コロナウィルス感染防止対策に引き続き留意して実施していく予定です。

 

 さて、先日より「こんな時期に校外研修や体育祭など実施するのはどうか・・・」というお電話を何件か頂戴しております。ご心配いただき、またご忠告いただきましたこと有難く受け止めております。そこで、学校活動とコロナウィルス感染防止との両立の観点に立ち、本校の学校活動に対する考え方を述べたいと思います。

 まず、学校活動とは、三つの柱で成り立っていると考えております。一つ目は当然学習活動、すなわち授業です。そして二つ目が、体育祭などの学校行事、すなわちイベントです。そして三つ目が部活動であります。この三つの柱である学校活動を通して、これからの社会で堂々と生きていく“人間力”を育てることが本校の使命であります。

 その三つの柱である学校活動を進めていくにあたって、本校では二つのことを遵守しております。まずは、政府や福岡県からの指導指示をしっかり守って、あくまでその指導指示の範囲内で学校活動を行っていること。次に、コロナウィルス感染防止対策をしっかり行いながら学校活動を行っていることです。この二つのことをしっかり遵守して、学校活動を遂行しております。

 

 私が、常々全校生徒に話していることには、「今後、本校内でコロナウィルス感染者が出てイベントの中止や臨時休校の措置をとることもあるかもしれません。そんなときに、感染した人への詮索および誹謗中傷は絶対にしてはいけません。まずは感染した人が重篤化しないように、そして一日も早い快復を願いことが、人として大事なことではないでしょうか。」と。先日、サッカーの本田圭佑氏が島根県の高校サッカー部の集団感染に対して、「コロナ感染に関して謝罪する必要なんてないよ。対策してても感染する確率を0にはできんから。それより熱とか体は大丈夫?今はしっかり食べて休んでな。また治ったら夢に向かって頑張れ。非難してる人だけでなく、心配してる人も沢山いることを忘れんといて。」と、自身のツイッター述べていました。すばらしいコメントだと私は思いました。

 こんなときだからこそ、人としての「思いやり」や「温かさ」、「優しさ」が大切になってくるのではないでしょうか。誹謗中傷からはなにも生まれません。むしろ、人と人との繋がりを廃れてさせていくしかありません。人と人との距離をとらねばならない今だからこそ、“人間力”の基本である人としての「思いやり」や「温かさ」、「優しさ」といったことが、より大事になっていると思います。

 

 東海大福岡高校は、今後も引き続きコロナウィルス感染防止対策を充分に留意して、“人間力”を養い、夢に向かって頑張れる生徒を育てるため、新たな学校活動の展開に挑戦していきたいと思います。

2020/08/17

今日から2学期がスタートします。

短い夏休みでしたが、どのように過ごしされたでしょうか。部活動の練習や試合、合宿遠征等お疲れさまでした。

部活動では、男子バドミントン部の浦君・米原君のペアが福岡県で初優勝というすばらしい結果を出してくれました。また、野球部も優勝まであと一歩のところで及びませんでしたが、後輩への確かな道筋を残しててくれました。いろんな部活動でたくさんの人がチャレンジした夏だったと思います。また、テレビやラジオでも本校を取り上げてくれました。ラジオでは小枝君と石崎さん、お疲れさまでした。テレビでは、長谷川さんと上松さん、名リポーターでした。チアリーディング部の皆さん、はつらつとした演技ありがとうございました。そして、シオコショウ君、すばらしい歌声でした。また、機会があれば全校生徒の前で聞かせてください。それぞれの短い夏休みでしたが、それぞれのチャレンジができたのではないでしょうか。

 

2学期以降に私が望むこととして、1学期の終業式にも話しましたが、3年生諸君、高校生活も残るところ半年余りとなりました。まずは、進路の実現にチャレンジしてください。特に、3年生諸君はこのコロナウィルスの影響で、辛い・悔しい・やるせない思いをしてきたと思います。ですので、なんとしても自分の進路を、自分の夢に近づけるため、主体的で具体的な努力でケッドしてほしいと思います。

3年生に限らないことですが、これからもコロナの影響でうまく進まないことが起こるかもしれません。でも、皆さんが日々努力していることは決して無駄にはなりません。むしろ、こんな苦しい時期だからこそ、皆さんの努力は、必ずや皆さんの今後の人生において大きな意義をもたらすものになります。人生には、廻り道ということは多くあるけれど、無駄なことはひとつもありません。日々の努力というものは、すぐには報われなくても、直接結果として現れなくても、必ず自分の成長に繋がっていきます。日々の努力を主体的にそして具体的に積み重ねて、自分の夢・目標にチャレンジし続けてください。

 

最近、マスコミでも高等学校の部活動でのコロナウィルス感染を大きく取り上げられています。「部活クラスター」という言葉も生まれています。とんでもない報道や誹謗中傷の言葉に、私自身は大変憤りを感じています。まずは、感染した生徒の体のことを第一に心配すべきだと思います。本校でも、今後感染拡大リスクをさけるため、部活動や寮の単位での出席停止をお願いすることもあるでしょう。また学級閉鎖や学年閉鎖、休校措置をとることもあるかもしれません。学校活動や部活動を行う上では、やはり感染リスクはどうしても避けられません。2学期以降もたくさんのイベントや部活動の試合や大会などが計画・実施されていきます。それには、感染リスクを最小限にする努力が大事なことです。手洗いやマスク着用、換気やディスタンスなど感染予防対策に最大限注意をしてください。特に大事なことは、自分が感染しているかもしれない、自分が人にうつさないという観点で生活行動をすることだと思います。コロナウィルス感染の社会状況と学校生活や部活動との両立をぜひ果たしていきましょう。

  

さて、7月31日に行いました生徒の皆さんによる授業評価アンケートの結果がでましたので、発表いたします。

まずは、上位10名(グッドティーチャー)の先生方を発表します。発表順は順位ではなくアイウエオ順です。なお、最後にまとめて拍手をお願いします。

岩田祐子(数)・工藤翔太郎(数学)・田中明人(国)・土居弘樹(国)・中野大地(保体)・中村謙三(保体)・林山優華(英)・肥海千絵(英)松原崇志(数)・山本ひろな(保体)でした。10名の先生方に大きな拍手をお願いします。

2学期末のアンケート結果を経て、1位の先生をベストティチャー、2位・3位の先生をセカンドベストティチャー、そして4位~10位の7名の先生をグッドティチャーとして、発表・表彰します。

この授業評価アンケートは、今年で4年目となりますが、今回はうれしいことに、生徒の皆さんの満足度がはっきりと向上しました。向上している根拠を数値を挙げて三点お話します。

一点目は、生徒の授業満足度のアベレージ(平均値)です。昨年度は72.2%でしたが、今回は75.2%となり、3ポイント向上したことがわかります。私は、生徒満足度の平均が80%以上になることを学校の目標としています。現在の本校の授業満足度は75.2%であり、学校目標の80%に少し近づいたこととなりました。

二点目は、学校目標である授業満足度80%以上の先生が、82名中32名になり、昨年度20名に比べ、12名増えました。今後は約半数の40名くらいの先生方が生徒満足度80%以上の授業を展開してしていければと思っています。

そして三点目は、上位10名(グッドティーチャー)の先生方のアベレージ(平均値)も、大きく上がったことです。昨年度84.4%に対し、今回は88.2%と90%近いアベレージとなりました。また、第一位になった先生の授業満足度が94.4%という過去に例ない非常に高い満足度をだしてくれました。

発表は以上ですが、この授業評価アンケートはあくまで授業改善向上を目的としているものです。すべての先生方は、今回の結果を検証して、2学期に向けて更なる授業改革に取り組んでいただきます。明日から始まる各授業では、授業担当の先生から授業評価アンケートのフィードバックおよび2学期の授業への意気込みついての話をしてくだます。どうか、生徒の皆さんも先生方と共に、いい授業を創りだしてください。

 

次に、ベストクラスについて発表します。生徒による授業評価アンケ―トと同じく、7月にすべての先生方からご自分が授業に行かれているすべてのクラスについて、そのクラスの授業評価アンケートを実施しました。すなわち、教えにきてくださっている先生方が、それぞれのクラスの授業の取組みや雰囲気を、先生方の満足度として表したものです。

全30クラスで一番評価高いクラスを、すなわち総合第1位を、今回よりT1グランプリという名称とします。そして、T1グランプリクラスを除き、コースごとに一番高い評価のクラスをベストクラスとし発表・表彰します。

まずは、Ⅰ類コースが1年1組、Ⅱ類コースが3年7組、スーパー特進(難関・アスリート)コースから1年10組が選ばれました。そして、30クラス中ナンバー1のT1グランプリに選ばれたクラスは、1年2組となりました。4クラスに大きな拍手をお願いします。

4クラスには、表彰状を各担任の先生に渡しますので、クラス全員で勝ち取ったの勲章として教室に貼っておいてください。12月には2学期末のアンケートを実施して、年間を通したベストクラスを、発表・表彰をします。

この教員による授業アンケートの目的は、あくまで授業におけるクラスの雰囲気の改善・向上にあります。今回の全クラスの結果一覧表を掲示します。各クラスでやってほしいことは、アンケートの6項目の内容とそれぞれの結果数値を確認し、どうしたら改善・向上できるのかを、項目ごとに話し合うことです。大事なことは、明日以降の授業で、どうしたら改善・向上できるかをみんなで考えることです。勉強のできるできないではありません。クラス全員がクラスの雰囲気をどうしたいかの問題です。「どうせ・・・やってもムダ」とか、「やっぱり…」とかマイナス思考ではなにも進みません。生徒の皆さんは誰しも、規律ある空気の中、楽しく面白く授業を受けたいと思っているはずです。クラスの授業の雰囲気もきっともっとよくして行けるはずです。どうか、この機会、このアンケート結果をきっかけにして、アプローチしてみてください。期待をしています。

 

本校の授業は、先生と生徒が協働して創りあげるものです。先生だけがいい授業を創るものでもないし、また生徒の皆さんが勝手な方向に向いていてはいい授業はできません。生徒の皆さんと先生方が同じ意識・同じ方向をむいて、共にいい授業を創りあげるものです。東海福岡の授業を生徒の皆さんと共に進化させましょう。そして、東海福岡のオリジナルな授業文化を共に創っていきましょう。

 

今年は一週間2学期が始まり、例年に比べ、危険な暑さの日々がが続いています。熱中症など体調管理に気をつけて今日からの学校生活頑張ってください。

2020/07/31

おはようございます。昨日ようやく梅雨が明けました。いよいよ本格的な夏が始まります。皆さんもようやく明日より約2週間の夏休みに入ります。

 さて、1学期を振り替えってみると、4月に緊急事態宣言が発令され、入学式・始業式を行い、長い臨時休業に入りました。その後、5月25日(月)より学年別分散登校から始め、6月より通常登校、今日まで10週間の道程でした。日曜日以外一日も祝祭日もなく、月曜日から土曜日まで、臨時休校一日と採点日が一日あっただけで、登校日数55日間、皆さんは、本当によく頑張ったと思います。 授業・学校生活・イベント・部活動に全力で走った10週間でありました。特に2週間前に行った学年ごとのクラスマッチは、本当に盛り上がりました。また、初めて行ったTFDやエール、これからの本校の伝統になりそうです。今日、1学期終業式を無事に迎えられたのは、皆さんの感染予防対策・その意識がよかったからであると思います。いずれにしろ、よく頑張った10週間でした。

  これから夏休みを迎えるにあたっても感染予防対策を十分に行ってください。部活動の合宿・遠征や対外試合も今のところ計画通りに実施していきますが、引き続き予防対策を絶対に怠らないようにして、活動するときは思いっきりやってください。皆さんが、主体的な夏休みになることを願っています。

  一つ、皆さんにご報告とお願いです。松前記念体育館のアリーナのLED化工事を行うことが決まりました。2学期から体育館が明るく、さらに活動しやすくなります。そこで、工事の間、しばらくはアリーナが使用できなくなります。体育館の部活動には大変不自由をかけますが、ご協力よろしくお願いします。

 2学期以降に私が望むこととして、まずは3年生諸君、進路実現に近づいてください。特に、3年生諸君はこのコロナウィルスの影響で、ここまでいろんな思いをしてきたと思います。ですので、なんとしても7か月後に迎える卒業式、その後の自分の進路を、自分の夢に近づく大きな一歩として踏み出してほしいと思っています。この夏に、推薦入試・受験をするなど、いろいろな進路実現へのアプローチを本格的に始めてください。夢にむかって一歩踏み出すと、夢は目標に変わります。ぜひ一歩踏み出して下さい。
 

 また、2学期は校外研修・スポーツフェスティバル・けやき祭などイベントがたくさん計画されています。一つひとつの行事が実施できることを楽しみに願っています。前にもお話しましたが、皆さんの中から感染者が発症して、イベントが中止になったり、部活動の大会を辞退することとなっても、感染者に対しての誹謗・中傷はしないと皆さんは約束してくれました。憎むべきものはコロナウィルスであって、決して感染した人ではありません。もし、仲間のなかで感染者がでてしまった場合でも、その人を詮索したり非難したりするのではなく、まずは感染した人が重症化しないことを、そして大切な命がなくなることのないように願いことが大切なのではないでしょうか。それには、感染リスクを最小限にする努力が大事なことです。感染予防に最大限注意をして、学校生活や部活動との両立を果たしていきましょう。
 

 このあと授業評価アンケートを実施します。そのアンケート実施にあたって、重要なお話をしたいと思います。まずは、【本校授業の前提とゴール(目標)】とあります。前提としては、本校の授業は生徒と教師の協働作業だと考えています。先生だけが難しい話をしているだけでは、いい授業とは言えません。また生徒の皆さんが授業中に勝手な言動をする授業も、もちろんいい授業とは言えません。生徒と教師が、同じ目標、同じルール、同じ方向に進まないといい授業は創れません。この考え方を生徒と教師が共有して、本校授業の目標である授業に対する生徒の満足度が日本一になることをめざしています。


 

【TOKAI授業メソッド】について説明します。メソッドとは、その目標を達成するためのやり方・方法・方式。すなわち、【TOKAI授業メソッド】とは、東海福岡の授業の目標を達成するするためのやり方・方式のことです。

(1)まずは、目標・ゴール・本校の授業で目指すもの 「生徒 授業満足度 日本一 をめざす」

(2)次にコンピテンシー、生徒の皆さんが身につける具体的な力・実際の社会で役に立つ力をコンピテンシーといいます。そして、本校では「七つの学力」として定義しています。

(3)ルール、本校の授業でのルールが「Ⅹの約束」です。

 スポーツにはそれぞれルールがあります。ルールのないスポーツは存在しません。ルールのない闘いは喧嘩・戦争ということになります。また、みんなでサッカーをしているつもりでも、その中の誰かがラグビーをしているつもりで、ボールを手に持ってゴールに走ったとしたら、そのサッカーの試合は成り立ちません。サッカーの試合をするなら、参加する全員がサッカーのルールを理解しないとなりません。本校の授業においても、ルールというものを明確にしておかないと、やはり東海福岡の授業は成り立たなくなります。スポーツでも授業でも、ルールを明確にして、全員が共通理解のもと取り組まなければ、いい試合すなわちいい授業はできません。

(4)やり方・手法

「アクティブラーニング」や「ICT教育」など

 今は、コロナの関係で、グループワークなど制約されていますが、生徒の皆さんの頭の中がアクテイブ、活動的になるようなやり方をとっていきたいと考えます。

 

(5)最後に、検証・結果を知ることが大事になります。それがこのあと生徒の皆さんが行う「授業評価アンケート」です。だから、本当に重要なアンケートです。真剣な心持ちと理知的な意識で行ってください。ちなみに、昨年度の生徒の授業満足度の平均値は72%でした。本校の授業満足度は72%ということとなります。私は本校の授業満足度を平均80%くらいにはしたいと思っています。 

 また、上位10名をグッドティーチャーとして公表し、年間で1位をBT,2.3位をセカンドBTとして表彰しています。
 大事なことは、皆さんの授業アンケートを受けて、授業改善に役立て、本校の授業を生徒の皆さんと一緒に向上させていくという取り組みです。生徒の皆さんの評価や声をしっかりと受け止めて、楽しく・わかりやすい魅力的な授業を創りあげていく、そうして授業を受けた皆さんの満足度も上がっていき、目標である授業満足度日本一をめざす。そういった取り組みです。手前味噌ですが、こういった明確な授業メソッドを打ち立てて、授業評価アンケートに取り組んでいる高校は、日本の中で本校だけだと思っています。その根底には、生徒の皆さんと教員との信頼関係がなければできない取組みであるとも思っています。真剣にかつ理知的に取り組んでください。結果は、2学期の始業式でお話したいと思います。

 それでは、みなさん、短い夏休みですが、元気に、明るく、過ごしてください。皆さんのこの夏の大いなるチャレンジを期待して、私の終業式メッセージとします。

2020/05/22

「ようこそ!お帰り!」 ~学校再開における校長メッセージ~

校長  津山憲司

「生徒の皆さん、ようこそ、お帰り!」

5月23日(金)3年生登校日に、こんな第一声で生徒を迎えました。

4月初めの福岡県に緊急事態宣言が発令して以来、始業式と入学式だけを行い、4月8日より臨時休校に入り、GW後の延長を含め約6週間にわたる臨時休校も、ようやく今週の日曜日(24日)をもって終了し、学校を再開することといたしました。

 

臨時休校中の自粛生活、皆さん本当によく頑張ったと思います。生徒の皆さん一人ひとりがピンチをチャンスに変えたことと思います。チャンスに変えたかどうかは、これからの皆さんの学校生活・皆さんの今後の人生に現れてきます。まだまだ、感染防止の観点からいろいろと制限されることもたくさんありますが、できる限りで、一日一日の学校生活、一回一回の授業や部活動、ひとときひとときの先生や友人との交わりを大切にして過ごしてください。希望をもって、明るく元気に頑張りましょう。

 

今、希望をもって、と言いました。特に3年生諸君には、決して希望を失わないようにしてほしいと思っています。高校総体(インターハイ)の中止、福岡県の高体連は県予選をやらないと決めました。そして、夏の甲子園大会も中止となりました。福岡県の高野連が県大会を行うかどうかはまだ決まっていませんが、大変残念で、悔しい状況になっています。特に、秋や冬に選手権大会などの大会がない競技については、私も皆さんにかける言葉に窮します。しかし、皆さんのこれまで積み重ねた努力は決して消えることはありません。また、これから皆さんが積み重ねる努力も決して無駄にはなりません。きっと皆さんの今後の希望、明日の夢に向かっていく原動力となるはずです。希望をもちましょう。目標を立てましょう。夢を抱きましょう。数か月後、数年後、10年後の自分を想像してみましょう。きっと、こんな経験も目標や夢に、必ずつながるはずです。前をしっかりみて一歩ずつ歩んでください。あなたの新たな希望や夢が一歩ずつ近づくはずです。どうか少しずつがんばりましょう!  

 

さて、臨時休校中の本校独自の取組み「こんな時だからこそ選手権」に本当にたくさんの応募をしてくれてありがとう。たくさんの勇気・元気・明るさ、そして希望をもらいました。皆さんのパワーってすごいなあって本当に感服しました。そして、今週火曜日の夕刻 RKBのNスタという番組で15分間の本校のこの取組みの特集が流れました。番組作成にも、たくさんの生徒や保護者の方にもご協力いただき、本当にありがとうございました。番組をご覧いただいた方から、たくさんの励ましの言葉をいただきました。「学校の温かいイメージが伝わった」「生徒と先生とほほえましい関係がよかった」「学校の勢いが伺えた」など、本当に東海福岡の底力になったと思います。生徒の皆さんがまさしく「ピンチをチャンス」に変えてくれた取り組みだったと思います。この思いは必ず今後につながっていきます。本当にありがとうございました。

 

これからの高校生活、このピンチをチャンス変えたかどうかは、これからのみなさんの行動にかかっています。ようやくチャンスが到来しました。特に3年生は、このあとの10カ月間、学習・部活動・進路選択において、やりきった感のもてる高校生活にチェレンジしていきましょう。振り返っているあなたではなく、前を見ていくあなたになってください。きっと、あなたの命の根が深くなり、人への思いやりや優しさを深く持てる人になれるはずです。チャンスはきっとやってきます。ようし、自分の人生、これからやれるときにやれることを思い切ってやってやりましょうや!

ようし、やってやりましょう! 

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