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東海大学福岡校長先生のブログ

感謝力をあげてください

2023/12/26

『感謝力をあげてください』

~12月22日全校集会 校長メッセージより~

 

おはようございます。

昨日から、日本列島に寒波が押し寄せ、冷凍庫のような寒さになっています。風邪などひかぬように気をつけてください。

さて、2023年もあと10日を残すのみとなりました。皆さん、今年1年本当にありがとうございました。皆さんのがんばりで、授業・イベント・部活動といった教育活動を、進めることができました。皆さんのたくさんの笑顔で幸せな気持ちになりました。皆さんの気持ちよい挨拶で、気分が健やかになりました。本当にありがとうございました。

今日の私からのメッセージは「感謝力」について、話をしたいと思います。感謝の力、そうなんです。感謝は力なんですよ。感謝力は自然に高くなるということはありません。トレーニングや練習をすれば、筋力という力が付きますね。勉強をすれば、学力という力がつきます。それらと同じく、感謝力を高くするには努力が必要です。どんな小さいことにもどんな些細なことに、感謝の気持ちを持っていけば、感謝の力が大きくなり、何事にも感謝の気持ちを持つようになります毎日ご飯をいただけることに感謝、駅員さんやバスの運転手さんに感謝、コンビニのレジの方に感謝、そして、道端に咲いている花に感謝の気持ちをもってください。

一方、感謝の反対語は何ですか、何回かこのことは触れていますよね。そうです。感謝の反対語は「あたりまえ」です。毎日ご飯をたべられることもあたりまえと思ってしまえば、もっとおいしいものを食べたいという欲にかられます。駅員さんがホーム立っていることや、バスの運転手さんが、朝早くから運転していることもあたりまえと考えれば、もっとサービスしろよ、と考えてしまいます。コンビニでレジをしている人にも、もっと早くせいよと思ってしまいます。ましてや、道端の花を見ても何も感じないでしょう。相手に対して、周りに対して、やってくれたことに対して、「あたりまえ」と考える人は、もっとという欲がでます。愚痴がでます。不満があふれます。何事も「あたりまえ」と思うことは傲慢のはじまりなのです。

それに対して、何事にも感謝の気持ちを持てる人は、謙虚な人です。謙虚な人は感謝力の高い人です。今から、周りに座っている友人に、「ありがとう」という言葉を発してください。相手が言っているときは、静かに聞いて、そのあと「ありがとう」と返してください。10秒間です。始めてください。

 

ありがとうございます。

言われてどういう気分になりましたか。自分が言って、どういう気分になりましたか。

感謝力を高める一番にコツは、言葉に発することです。

言葉は、古来より言魂と言います。言魂とは、自分が発した言葉が、自分自身の心に返ってくるということです。

「ありがとう」と多く発する人は、自分の心のなかで、感謝の思いが強くなってきます。それが、感謝力を高めるということです。今日から、「ありがとう」一日何回使うか、数えてください。「ありがとう」が多いほど、あなたの中の感謝力が大きくなり、感謝の多い人となります。

あたりまえ」と思うことの多い、欲や愚痴や不満の多い傲慢な人ではなく、「ありがとう」の感謝の気持ちの多い謙虚なをめざしてください

12月31日には、「今年も1年ありがとう」で締めくくってください。そして、1月1日には「新年を迎えられてありがとう」という気持ちでスタートさせてください。

からの今年最後のメッセージは、感謝力をあげる努力をしてください、ということでした。

それでは、すてきなクリスマスを過ごしてください。

メリー クリスマス! ありがとうございました。

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