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東海大学福岡校長先生のブログ

2学期始業式 校長メッセージ

2021/08/25

おはようございます。

 

まずは、皆さんが今日の始業式に登校できてよかったと思っています。

先日より福岡県に4回目の緊急事態宣言が発出され、未だコロナ感染が収束を見せるどころか、全国に感染を拡大させています。また、ここ2週間ほど、例年になく天候が不順であり、大雨に窮したこともあったと思います。大雨の被害はなかったでしょうか。コロナに大雨、ピンチの多い夏であったと思います。

 

始業式の校長メッセージとして、この放送で20分ほどかけて皆さんにメッセージを伝えたいと思います。皆さんは、お手元の「校長メッセージレジメ」を見て、メモをとりながら、静かに話を聞いてほしいと思います。

 

それでは初めに、夏季休暇中における、本校のコロナ感染の報告と現在の状況をお伝えします。

 

8月11日に男子サッカー寮において、コロナ感染のクラスターが発生しました。寮生64名全員にPCR検査を実施し、その後、陽性者と濃厚接触者としての対応をしています。 現在、陽性者28名、濃厚接触者38名ということになっています。ホテル、サッカー寮、コモンホール、自宅にそれぞれ別れて療養ならびに待機をしています。明日26日(木)までは、全員、療養および待機することとなっています。その後、保健所および病院の指示に従って、順次登校してきます。また、陽性生徒の対応をしていただいているサッカー部の大丸先生と松原先生には、このあと1週間程度自宅で待機してもらうようにしています。授業の関係等で、皆さんにもご迷惑をおかけしますが、理解してください。男子サッカー部以外にも、家庭内感染で、陽性者ならびに濃厚接触者になって、自宅で療養、待機している生徒も数名います。幸い、現在のところは、重症者は一人もでていません。

今回、コロナに感染したすべての生徒さんには、心よりお見舞い申し上げます。

そして、体調を崩している生徒さんには、一日も早いご快復をお祈りします。また、体調は維持しているものの陽性者となり療養中や濃厚接触者となり待機中の生徒さんに対して、何より健康の維持を、みんなで願いたいと思います。そして、ひとりも重症化しないように、なにより尊い大切なすべての命が守られることを、心よりお祈りしたいと思います。

昨年のコロナ禍が始まってから、私が常に言っていることですが、昨今の情勢では、いくら感染防止対策を行っていても、完全に感染を防ぐことはできません。ですので、皆さんは、陽性者・濃厚接触者に対して、誹謗・中傷は絶対にないようにしてください。ほんの冗談のつもりで心ない言葉を発したり、SNSで発信することも絶対に許されません。悪いのはコロナウイルスです。人の心までがウィルスに侵されないように、友情や人と人との繋がりを分断されないようにしてください。こんなときだからこそ、みんなの気持ちがひとつになって、この状況を乗り切っていきたいと思います。よろしくお願いします。

 

次に、今後の本校の教育活動の方針をお話します。

 

国や県からは、学校教育においては、なるべく休校、行事の中止などの措置をとらずに、延期や縮小をしながらも教育を継続していく方向で進めなさい、という通達がきています。今後の本校の教育活動においては、福岡県からの「教育活動における新型コロナウイルス感染防止等に係る留意事項」および「催物(イベント等)の取扱い(特措法第24条第9項)」の通達に基づき、実施するもの、中止するもの、そして延期するものなど、判断していきたいと思います。また、今後のコロナ感染状況を見ながら、その都度、適宜な判断をしていきたいと思っています。

では、現時点での、本校の教育活動の方針についてお話します。

まずは、今週の土曜日に予定しています第1回オープンスクールにつきましては、実施いたします。ただし、ランチ体験・部活動体験は中止、部活動は説明会・見学会/展示のみとするなど。内容を縮小して行います。もちろん、感染防止対策を万全に行ったうえでの実施とします。生徒の皆さんも、どうかご協力していただきますように、よろしくお願いします。私は、オープンスクールのあいさつで、中学生や保護者にいつも話していることがあります。それは、今日のオープンスクールで、中学生の皆さんや保護者の方に、一番見てほしいものは何だと思いますか、という質問です。施設や教育システム、教職員の対応。もちろんそれらも大切なひとつではあります。でも、私が一番見てほしいものは、「うちの生徒たちです。」と声高に伝えています。「本校の一番の自慢はうちの生徒たちです。」と胸を張って話しています。もちろん、私の本心からの言葉です。そういった意味でも、オープンスクールでは、皆さんの協力が必要なのです。どうかご協力よろしくお願いします。

次に、9月に予定していました。スポーツフェスティバルとけやき祭は10月に延期いたします。スポーツフェスティバルにつきましては、10月25日に昨年実施した福岡市総合体育館照葉アリーナがなんとか予約することができましたので、昨年同様に10月25日福岡市総合体育館で実施することといたします。

けやき祭についても、スポフェスの直後に実施する予定としています。けやき祭については、どのクラスもどの団体もぜひSDGsを大きなテーマにしてほしいと思っています。また、けやき祭だけではなく、今後の本校の教育テーマにSDGsを考えたいと思います。授業やイベント・部活動のなかで、SDGsを東海福岡の教育テーマに常に据えて、これから進めてほしいと思っています。よろしくお願いします。

2学期の予定については、このあと教務主任から、中間試験の日程など具体的な伝達がありますので、よく聞いてください。

前にも言いましたが、教育活動とは、授業、イベント、部活動で成り立っています。

本校では、国や県からのガイドラインをもとに、授業だけではなく、イベントや部活動においても、縮小や延期なども考慮して、なるべく実施・継続していきたいと考えています。

それには、皆さんの感染防止に関する協力が絶対条件になります。

このあと、教務主任ならびに健康推進室長から、感染防止対策に関するお話をしますので、よく聞いて必ず実践してください。

 

3つ目の話です。夏休み中のさまざまな活動についてです。

 

皆さん、2021年のこの夏、コロナでのいろんな制限の中、さまざまなことにチャレンジをしたと思います。予定通り実施されたもの、残念ながら中止されたものもあったと思います。そんな中でも、吹奏楽部の皆さんが2年ぶりのコンクールに出場し、九州大会は惜しくも逃したものの、県のコンクールで堂々とした演奏をしてくれました。また、グローバルアリーナで行われた全国の高校生から選ばれた「第18回日本の次世代リーダー養成塾」に、2年生の戸高さんが参加しました。途中コロナで中止になってしまい本当に残念でしたが、キャンプで学んだことを今後の高校生活に生かしてください。また本校にいろんな面で還元してほしいと思います。インターハイでは、水泳飛込み競技で出場した1年生の口脇さんが、初出場にもかかわらず、ミスのない演技だったそうです。惜しくも決勝には進めませんでしたが、来年度以降につながる試合だったと聞いています。なお、口脇さんは現在ジュニアオリンピックに出場しています。

先週、女子サッカー部がインターハイに出場して全国ベスト8となりました。準々決勝で、藤枝順心高校に惜しくも0対1で敗れたものの、全国優勝常連校にすばらしい闘いでした。全国の頂点がはっきりと見えたのではないでしょうか。いろんな種目でいろんな部活動が全国の頂点、すなわち日本一を全国優勝を目指していますが、全国の頂をはっきりと見て、肌で感じられたのは、現時点では女子サッカー部だと思っています。本当に東海福岡の誇りです。そして、本校のすべてのクラブ、いやすべての生徒の励みになっていると思います。他のそれぞれのクラブ、そしてすべての生徒が、自分の目指すことに、女子サッカー部に負けじと、全国の頂点を目指して、頑張ってほしいと思います。

すべての生徒のそれぞれの夏のチャレンジ、本当にお疲れ様でした。そして、この秋・冬に向けてさらにチャレンジをしてください。

 

  • このあとの話は、ブログ『マスクの下は、いつも笑顔!』へ続く。
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