東海大学付属福岡高等学校

東海大学との一貫教育

本校はユニークな広域総合大学として社会的評価の高い東海大学の付属高校です。
全国各地に配置されている付属高校の一つとして、「7年間の一貫教育」を通じ、より豊かな人間性と創造性を育て、社会に多くの人材を送り出しています。
東海大学は九州から北海道まで広がる4年制大学で、学部数は18学部、大学院と専門職大学院を擁します。キャンパスは都道県8キャンパスで、神奈川(湘南・伊勢原)、熊本(阿蘇・熊本)、静岡(清水)、東京(高輪)、北海道(札幌)にあります。全国にキャンパスがあるため地元・都心での就職も強力に支援されます。
他に3つの短大(静岡・神奈川・ハワイ)を擁し、国内外に数多くの教育支援施設と教育機関(幼稚園・小学校・中学校・高校)を持っています。

東海大学湘南キャンパス

東海大学関係への付属推薦入学制度

本校生徒は、学校長の推薦により、東海大学・東海大学短期大学部(静岡)東海大学医療技術短期大学・ハワイ東海インターナショナルカレッジ(アメリカ法人・東海大学やアメリカの大学へ転入可能)へ進学できます。

■ HTIC(ハワイ東海インターナショナルカレッジ)

東海大学のハワイインターナショナルカレッジでは、米国短期大学士の学位を習得できます。卒業後は東海大学への編入はもちろん、アメリカの州立大学や私立大学に編入することもできます。

東海大学 学部学科説明会

海外研修

■ 短期留学プログラム

  • 希望者

    マレーシア文化交流プログラム(約1週間)

    学校:セコラ・スリ・ベスタリ校
    対象:全校生徒
    時期:7月下旬~8月上旬
    マレーシア・クアラルンプール郊外のベスタリ校へ行き、現地の交流プログラムに参加します。マレーシアの伝統料理体験や伝統の遊びの体験、ホームステイなど活動も多岐にわたります。英語が苦手な生徒も気軽に参加でき、生徒からとても人気が高いプログラムです。11月頃にはベスタリ校の生徒が来校し、バディやホストファミリーなど、交流することができます。
  • 希望者

    韓国釜山短期研修(5日間)

    学校:釜山外国語大学
    対象:全校生徒
    時期:7月下旬
    本校と交流協定を結んだ釜山外国語大学で短期研修を行います。韓国語だけでなく韓国の文化や食事も現地の大学生と交流して学ぶことができます。
  • 本校にて

    ベスタリ校歓迎プログラム(7日間)

    学校:セコラ・スリ・ベスタリ校
    対象:全校生徒
    時期:11月上旬~中旬
    11月上旬に、約20名の生徒がマレーシアベスタリ校からやってきます。ほとんどのクラスに1名ずつ入り、一緒に授業を受けたり、昼食をとったりします。また、バディやホストファミリーに立候補することもでき、国内にいながら国際交流ができます。
  • 希望者

    ヨーロッパ研修旅行

    対象:全校生徒
    時期:12月下旬実施
    東海大学の付属高校の生徒と一緒にヨーロッパのデンマーク、フランス、ドイツ、オーストリアなどを回ります。他の付属校の生徒たちとの交流会や報告会・研修もあり、充実した研修旅行を体験できます。

■ 中期留学プログラム

  • 希望者

    オーストラリア中期留学プログラム(ブリスベン:約70日間)

    学校:シティポイント・クリスチャンカレッジ校
    1~2年生 条件:英検3級以上
    催行人数:1~15名
    時期:1月下旬~4月上旬
    語学力を向上させるカリキュラムや、現地の文化に触れ、実践的な英語力を向上させる活動が準備されています。オーストラリアの自然豊かな環境の中で、語学が習得できる充実したプログラムです。
  • 希望者

    マレーシア交換留学プログラム(3ヶ月)

    学校:セコラ・スリ・ベスタリ校
    対象:1~2年生
    CEFR:A2以上(英検準2級以上)が望ましい
    催行人数:2名
    時期:7月下旬~10月下旬
    姉妹校であるマレーシアベスタリ校の生徒とともに、英語環境の中で、現地の文化に触れ、語学力を伸ばし、国際感覚を養うプログラムです。厳選されたホストファミリー宅に滞在し、安心して生活することができ、本校生徒に人気があるプログラムです。
  • 希望者

    SHIPプログラム(約50日間)

    学校:ハワイ東海インターナショナルカレッジ(HTIC)
    対象:高校3年生
    時期:毎年1月~2月
    ハワイにある東海大学の短期大学(HTIC)で行われる独自のプログラムです。高校3年生の1月から約2か月間、みっちりと英語を鍛えられ、ディスカッションやリサーチ、実地調査などを経て自主的に学ぶ機会が提供されます。

高校現代文明論

本校では、大学との連携による全付属高校共通の学園行事や研修が数多く行われます。中でも「学園オリンピック」は、国語・数学・英語・理科・芸術(造形・音楽)・スポーツ・知的財産の8部門で実施され、多数の生徒が参加します。
海外研修では、マレーシアでのホームステイを中心とする「夏季海外研修」、東海大学海洋学部の調査研修船「望星丸」による「体験航海」などを実施しています。
この他にも、多彩な学園行事があり、本校生徒はこのような付属高校としての特色や利点を最大限に生かして、有意義な学園生活を送ることができます。

知的財産学習発表会

公開授業

■ 教育方法

①「新編高校現代文明論」のテキストを資料とし、教師・生徒が共に議論し思考を深め、「授業の手引き」を参考に公開授業を通して発表。
②新聞・雑誌・インターネットなどから資料収集し、現代に内在する諸問題を探り、自ら考えて表現する力を養成する。
③知的財産学習を通してディスカッションやディベート、グループ発表などを行なう中で、思考を深め発想の転換や創造性の育成に努める。
④講話やビデオ研修などを通して様々な考え方や思想に触れる機会をつくる。

《1年生・高校現代文明論Ⅰ》

前期テーマ『建学の精神から学ぶ』

創設者である松前重義博士の建学の精神とその人となりを学び、人としての生き方を考える中で現代文明論の重要性を理解する。また、自らさまざまな情報を集め議論する中で価値観を養う。

後期テーマ『自ら考え、自ら問い、自ら創り、発表する』

知的財産学習として、「ものの成り立ち」についてグループ毎にテーマを設け、調べ学習を通して問題意識や解決能力を高めつつ、クラス発表をする中でプレゼンテーション能力を育成する。

《2年生・高校現代文明論Ⅱ》

前期テーマ『知的財産の創造と表現力を高める』

知的財産教育の観点から、ただ便利というだけでなく社会に役立ち感謝されるものを創造させる。実際の商品研究をする中で特許権や著作権などを学び、さらに付加価値を加えてより便利なものにすることを試みる。

後期テーマ『国内外の社会問題や文化・伝統を学ぶ』

修学旅行を機会に訪問地の文化や歴史・伝統を学び、社会の諸問題に関する興味・関心を深める中で思想を培い、自らの考えを表現する力を育成する

《3年生・高校現代文明論Ⅲ》

前期テーマ『現代文明の諸問題を学び、その解決策を考える』

社会の諸問題を考え、小論文指導を通して各自の思想や表現力を養い個性を活かした進路決定につなげる。また、現代文明の諸問題を分野別観点から考え、思想を培いつつ人としての生き方や礼法を学ぶ。

後期テーマ『知的財産学習の知識を深め、諸問題を考える』

実際の商品に付随する特許、実用新案、商標権、意匠権などの知識を深め、付加価値を加えていく起業家精神を学ぶ。また、現代社会の諸問題をさまざまなメディアを通して学び、正しいものの見方や考え方および礼法を見につけて、社会に貢献できる人間育成を目指す。

■ 知的財産学習の指導

高校現代文明論の一環として知的財産学習を盛り込み、資料や情報の収集力、問題発見とその解決力及び創造性の育成、グループ活動を通してのコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力などの育成を目指します。