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東海大学福岡校長先生のブログ

2020年度 入学式告辞

2020/04/07

2020年度 入学式告辞

 

桜花爛漫。校庭の桜の花が、皆さんの入学を大歓迎するように美しく咲き誇っています。特に、今年の桜は、希望という美しい色合いを感じさせ、心に沁みるいる美しさを奏でています。

 

ただいま入学を許可いたしました342名の新入生の皆さん、そして保護者の皆様、ご入学おめでとうございます。

数ある高等学校から、本校を進学先として選んでくれて、ありがとうございます。皆さんのご入学を、教職員一同。心より歓迎いたします。

本日、東海大学付属福岡高等学校 第55回入学式を、このような放送にて執り行うこととなりました。また、明日の登校日をもって、5月6日までの臨時休校に入ります。大変残念で、そして無念に思うところでありますが、こういった異例の入学式を迎えた皆さんだからこそ、強い気持ちで高校生活のスタートを切って欲しいと思います。このピンチの時期をより強い気持ちで乗り越えることが、皆さんのこれからの高校生活3年間の礎となることだと思います。先ほど入学許可をした時点で、皆さんはもう高校生です。東海大福岡高校の生徒です。チーム東海福岡の一員になりました。そういった自覚の下に、この臨時休校中というピンチの時期を、きちんと過ごして欲しいと思います。

 

さて、ご入学にあたり、本校のことをお話したいと思います。お手元の式次第の裏表紙をご覧いただきながら、お聞きください。

一番上に、校長である私の理想の教育を掲げています。1行目に「素直な心と感謝の気持ちをもち、」とあります。これは人としての心持ちを表しています。どうか「素直さ」と「感謝の気持ち」を忘れずに過ごしてください。2行目には、「主体性と気概をもって何事かに挑戦することで、」とあります。これは人としての意志を表しています。「主体性」とは、「自主性」よりもレベルをあげて、自ら課題を見出し、自ら解決方法を模索し、周りの人を巻き込みながら物事を進める力をさしています。そして「気概」とは、どんな困難にもくじけない強い心です。要するに、主体性と気概をもって何事にも挑戦をしてほしいと思っています。そして、最後に「ひとの笑顔のためにがんばれる人を育てたい。」と締めくくっています。苦しんでいる人を笑顔にしたい。悲しんでいる人を笑顔にしたい。そして落ち込んでいる人を笑顔にしたい。それは、誰かを助けたい。誰かを喜ばせたい。誰かを元気にしたい。そんな気持ちをもって、学問にスポーツに芸術に励んでほしいと思います。私は、幸せとは、人を元気にしたり、人を明るくしたりして、人を笑顔にすること、すなわち人を幸せにすることこそが、唯一自分の幸せにつながるものだと思っています。皆さんも、人の笑顔のために、人の幸せのために、勉強を頑張り、スポーツや芸術に勤しんでほしいと思っています。

 

 

あと、「理想の学校」そして、「スクールスローガン」、「スクールポリシー」、「スクールゴール」と記載しています。特に、「スクールポリシー」として、本校は人間力を育てることを中心に据えて教育活動を展開しております。ここに記載している内容をよくご覧いただいて、どうか本校のスクールイメージを生徒・保護者の皆様にも共有していただきたいと思います。また、生徒の皆さんには、今後、全校集会や学年集会などでもお話ししていきたいと思っています。

 

ここで、保護者の皆様にお願いがあります。

私ども教職員一同は、お子様の大人への成長、将来の夢の実現にむけて、

全力で当たる決意でございます。そして、卒業時にはすばらしい大人に成長させ、自分の夢・目標に近づく進路に繋げるために、私たち教職員はひとつのチームとなって取り組んで参ります。そういった取り組みも、教職員と生徒そして保護者の皆様との信頼関係が肝要になると思っています。保護者の皆様には、ぜひご理解をいただき、学校を信頼していただきたいと思います。より良い教育には保護者の皆様のご協力が不可欠であります。学校と保護者の皆様が連携をして、お子様の成長を力強く見守っていただくことをお願いしたいと思います。

 

 私の告辞として本来はここまでありますが、このような状況ですので、もう一つ皆さんにお伝えしたいことがあります。これは、皆さんの先輩である2.3年生にも昨日の始業式で伝えていることです。

 この告辞の冒頭で、私は「このピンチの時期をより強い気持ちで乗り越えることが大事ですよ」というお話しをしましたね。そう、「ピンチをチャンスに変える!」というお話をしたいと思います。こういうピンチのときこそ、自分を変えるチャンスであり、自分を大きく成長させるチャンスなのです。

この期間やれることはたくさんあると思います。ある分野の勉強に時間をかけてじっくり取り組む。普段読まない分野の本に挑戦する。長編小説を読破する。自分の体をとことん鍛える。絵を描いたりスケッチをしてみるなど。また、この期間、家の仕事も積極的にやってください。洗濯物を干すたたむ、家の掃除をやる。料理に挑戦して、家族の食事を毎日一食は作ってみるのもいいかもしれません。大事なことは、自分自身が、これらのことを本当にやるかどうか、継続させて最後までやりきるかどうかであります。

何かに取り組む時、私はいつも三つのレベルを意識しています。まずは、課題をやらないと怒られる・罰があるからやる人は、「やらされているレベル」です。次に、課題や与えられたメニューを自ら取り組む人は、これは高校生としてあたりまえのことで、「自主性レベル」といえます。でも、本当にめざして欲しいレベルは、自ら課題をみつけ、自分でやることを決めて、自分の責任をもって取り組む「主体性レベル」だと思います。自分自身が本当に変わりたいのなら、「やらされているレベル」ではなく、「自主性レベル」をあたりまえにこなし、さらに「主体性レベル」まで成長してほしいと思います。

 

その「主体性レベル」の人になるためには、「気概」と「挑戦」ということが大事だと思っています。どんな困難に対しても決してあきらめない「気概」をもって、今までの自分自身に打ち勝つための挑戦をぜひやってほしいと思います。その自分自身への挑戦ができれば、この休校期間が、本当にピンチをチャンスに変える時間となるでしょう。ぜひ挑戦をしてください。

 

最後に、皆さんに提案があります。

臨時休校中、当然ですがなかなか人と会うことは困難となります。チームとしての活動もできません。でも、こんなときでもチーム東海福岡が繋がるツールがあります。それは、やはりSNSです。生徒の皆さんの臨時休校中に挑戦していることを、ぜひ、写真や短い動画を、一言コメントを添えて送ってください。本校の公式フェイスブック・公式インスタグラムで紹介したいと思います。

どんなことでも構いません。こんな本を読んだ。これだけの単語を覚えた。こんな勉強のやり方をしているよ。腹筋がこんなに割れた。家族のためにつくった食事の写真。目玉焼きを10個も焼いた。家族の洗濯物をこんなにきれいにたたんだ。家で飼っている犬をシャンプーしてやったなど、なんでもいいので送ってください。生徒や保護者の方がみて元気になる、楽しい気持ちになる、温かい気持ちになる、やる気が起こる、新たな発想が生まれる、そんなツールになればと思っています。こちらで取捨選択はしますが、できるだけ多く載せたいと思っています。保護者の皆様も、ぜひ本校の公式フェイスブック・インスタグラムをごらんいただきたいと思います。こんなときだからこそ、フェイスブック・インスタグラムの中だけでも、チーム東海福岡として全員が繋がっていたいと思っていますので、ぜひ協力をしてください。詳細は、明日の登校日の時にお伝えします。

 

それでは皆さん、こんなときだからこそ、人への思いやりの気持ち、温かい心を大切にして、どうか明るく元気に過ごしてください。

見えない敵との闘いに打ち勝ち、皆さんと通常のあたりまえの学校生活が送られる日が、一日も早く来ることを願って、私の告辞といたします。

 

2020年4月7日 東海大学付属福岡高等学校 校長 津山憲司

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